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サッカー男子日本代表がパースに来る!6月5日19時キックオフ!


FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のグループCでは、サッカー日本代表はすでにワールドカップ26(W杯26)の出場を決めているが、もう一つの自動出場枠となる2位争いがヒートアップしている。その2位の枠に最も近い位置にいるのがオーストラリア代表だ!

2025年6月5日(木)、Perth Stadium(Optus Stadium)にてオーストラリア代表が日本代表と戦う。日本代表が西オーストラリア州入りして、試合を行うことは男女通じても初めてのこと。オーストラリア代表にとってここパースが、満を持して日本代表チームを迎え撃つ格好の場となるのだろうか?!

アジア最終予選も各チームが残り2試合を残すところまできた。勝ち点20の日本に続くのが、同13のオーストラリア代表で2位につけ、これを同10のサウジアラビア代表、同9のインドネシア代表が追うかたちとなっている。日本戦で勝ち点を獲得できれば、他試合の結果によっては6大会連続7度目のW杯出場が決まるオーストラリア代表。

日本代表とオーストラリア代表の過去の対戦成績は、全28戦中オーストラリア代表の7勝12敗9引き分け(PK戦での勝敗含む)となっている。W杯予選対戦成績は、オーストラリア代表が11戦で2勝3敗6引き分け。直近5試合はW杯予選での対戦となっているが、0勝3敗2引分と日本に完全に部がある。ただ、今回の対戦はいつもと状況が異なる。日本代表は前の試合から大幅にメンバーを変えたからだ。

日本サッカー協会は5月23日、W杯最終予選の残り2試合に臨む日本代表メンバー27人を発表した。日本代表の森保一監督は今まで招集されていた主力と呼ばれている選手を選出せず、初招集選手7人含む14人の大幅なメンバー変更を行った。一方、オーストラリア代表は昨年9月にグラハム・アーノルド監督に代わりトニー・ポポヴィッチ監督が指揮を取り、10月以降は3勝3分けと負けがない。

地元オーストラリアで勝ってW杯出場を限りなく近くへ引き寄せるオーストラリア代表か、はたまた大胆チーム編成でアジア最強を強く印象付ける日本代表か?!その歴史的一戦がオーストラリア・パースで行われる!

※Photos provided by Football Australia


©Aleksandar Jason / Subway Socceroos

 


オーストラリア代表メンバー

※2025年5月28日に発表分。6月1日に最終決定メンバー発表予定。

▼GK
ジョー・ガウチ(アストンビラ/イングランド)
トーマス・グローバー(ミドルズブラ/イングランド)
ポール・イッゾ(ラナース/デンマーク)
マシュー・ライアン(RCランス/フランス)

▼DF
アレックス・ボネティグ(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
キャメロン・バージェス(イプスウィッチ/イングランド)
アレッサンドロ・チルカーティ(パルマ・カルチョ1913/イタリア)
ジェイソン・デイビッドソン(パンセライコス/ギリシャ)
ミロシュ・デゲネク(TSCバチュカ・トポラ/セルビア)
セバスチャン・エスポジト(USレッチェ/イタリア)
アレックス・ガーズバック(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
ジャック・アイルデール(ハイバーニアン/スコットランド)
ルイス・ミラー(ハイバーニアン/スコットランド)

▼MF/FW
キアヌ・バッカス(マンスフィールド/インブランド)
マックス・バラード(NACブレダ/オランダ)
ブランドン・ボレロ(ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ)
マーティン・ボイル(ハイバーニアン/スコットランド)
アンソニー・カセレス(シドニーFC)
ライリー・マッグリー(ミドルズブラ/イングランド)
ニコラス・ミラノビッチ(アバディーン/スコットランド)
コナー・メトカーフ(FCザンクトパウリ/ドイツ)
ポール・オコン―エングストラー(SLベンフィカ/ポルトガル)
アダム・タガート(パース・グローリー)
クシニ・イェンギ(無所属)
 


日本代表メンバー

▼GK
大迫 敬介(サンフレッチェ広島)
谷 晃生(FC町田ゼルビア)
鈴木 彩艶(パルマ・カルチョ/イタリア)

▼DF
長友 佑都(FC東京)
渡辺 剛(ヘント/ベルギー)
町田 浩樹(ユニオン・サン・ジロワーズ/ベルギー)
瀬古 歩夢(グラスホッパー/スイス)
関根 大輝(スタッド・ランス/フランス)
鈴木 淳之介(湘南ベルマーレ)
高井 幸大(川崎フロンターレ)

▼MF/FW
遠藤 航(リヴァプール/イングランド)
大橋 祐紀(ブラックバーン/イングランド)
鎌田 大地(クリスタル・パレス/イングランド)
森下 龍矢(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
町野 修斗(ホルシュタイン・キール/ドイツ)
中村 敬斗(スタッド・ランス/フランス)
佐野 海舟(マインツ/ドイツ)
平河 悠(ブリストル・シティ/イングランド)
熊坂 光希(柏レイソル)
久保 建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
細谷 真大(柏レイソル)
鈴木 唯人(フライブルク/ドイツ)
藤田 譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)
三戸 舜介(スパルタ・ロッテルダム/オランダ)
佐野 航大(NEC/オランダ)
俵積田 晃太(FC東京)
佐藤 龍之介(ファジアーノ岡山)
 


オーストラリア代表と日本代表との対戦成績

(☆ W杯予選対戦成績)


©Aleksandar Jason / Subway Socceroos

1956年11月27日 メルボルンオリンピック
オーストラリア 2‐0 日本(会場:メルボルン)


1968年3月30日 国際親善試合
オーストラリア 2‐2 日本(会場:シドニー)


1968年3月31日 国際親善試合
オーストラリア 3‐1 日本(会場:メルボルン)


1968年4月4日 国際親善試合
オーストラリア 1‐3 日本(会場:アデレード)


1969年10月10日 1970年メキシコW杯予選 ☆ 
オーストラリア 3‐1 日本(会場:韓国・ソウル)


1969年10月16日 1970年メキシコW杯予選 ☆
オーストラリア 1‐1 日本(会場:韓国・ソウル)


1994年5月22日 国際親善試合
オーストラリア 1‐1 日本(会場:広島)


1994年9月27日 国際親善試合
オーストラリア 0‐0 日本(会場:東京)


1995年2月15日 国際親善試合
オーストラリア 2‐1 日本(会場:シドニー)


1996年2月10日 国際親善試合
オーストラリア 1‐4 日本(会場:ウーロンゴン)


1996年2月14日 国際親善試合
オーストラリア 3‐0 日本(会場:メルボルン)


1998年2月15日 国際親善試合
オーストラリア 0‐3 日本(会場:アデレード)


2001年6月7日 コンフェデレーションズカップ準決勝
オーストラリア 0‐1 日本(会場:横浜)


2001年8月15日 AFC‐OFCチャレンジカップ
オーストラリア 0‐3 日本(会場:静岡)


2006年6月12日 2006年ドイツW杯グループリーグ初戦
オーストラリア 3‐1 日本(会場:ドイツ・カイザースラウテルン)


2007年7月21日 アジアカップ準々決勝
オーストラリア 1‐1(PK3‐4)日本(会場:ベトナム・ハノイ)


2009年2月11日 2010年南アフリカW杯予選 ☆
オーストラリア 0‐0 日本(会場:横浜)


2009年6月17日 2010年南アフリカW杯予選 ☆
オーストラリア 2‐1 日本(会場:メルボルン)


2011年1月29日 アジアカップ決勝
オーストラリア 0‐1 日本(会場:カタール・ドーハ)


2012年6月12日 2014年ブラジルW杯予選 ☆
オーストラリア 1‐1 日本(会場:ブリスベン)


2013年6月4日 2014年ブラジルW杯予選 ☆
オーストラリア 1‐1 日本(会場:埼玉)


2013年7月25日 東アジアカップ決勝ラウンド
オーストラリア 2‐3 日本(会場:韓国・華城)


2014年11月18日 国際親善試合
オーストラリア 1‐2 日本(会場:大阪)


2016年10月11日 2018年ロシアW杯予選 ☆
オーストラリア 1‐1 日本(会場:メルボルン)


2017年8月31日 2018年ロシアW杯予選 ☆
オーストラリア 0‐2 日本(会場:埼玉)


2021年10月12日 2022年カタールW杯予選 ☆
オーストラリア 1‐2 日本(会場:埼玉)


2022年3月24日 2022年カタールW杯予選 ☆
オーストラリア 0‐2 日本(会場:シドニー)


2024年10月15日 2026年中南米W杯予選 ☆
オーストラリア 1‐1 日本(会場:埼玉)

 

間に合う!試合観戦チケット販売中!
【開催日】 2025年6月5日(木曜日)
【場所】 Perth Stadium(Optus Stadium)/住所:333 Victoria Park Dr, Burswood
【キックオフ】 19:00(西豪州時間)
【料金】 子ども:$16~/コンセッション:$19~/大人:$29~
 

チケットはこちらから
 


©Aleksandar Jason / Subway Socceroos

<FIFAワールドカップ26(アメリカ・カナダ・メキシコ大会)>
2026年のW杯は、史上初めてアメリカ、カナダ、メキシコの3つの国の共催。16都市で行われ、出場枠はこれまでの32から48チームに拡大された。開幕戦は、2026年6月11日にメキシコのメキシコシティーで、決勝は2026年7月19日にアメリカのニュージャージー州で行われる。

 


【文】 今城康雄(いまなりやすお)。パースの日本語メディア「The Perth Express」の代表兼、編集長。オーストラリアのサッカープロリーグ、Aリーグの開幕以来(2005年)、リーグ公認のメディアとなっている「The Perth Express」のジャーナリストとして、特にパースに拠点を置くパースグローリーの試合は記者席より取材をする。加えて、男女問わずオーストラリア代表戦の取材も重ねてきた。また2020年は、パースグローリー日本地区担当マネージャー兼通訳として太田宏介氏をサポート(関連記事はこちら)。2022年にはWA州のNPLで活躍した今田海斗氏の通訳も行う(関連記事はこちら)。


 

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