Round 7終了時点で5勝2引き分けとし、負けなしで首位を走るグローリー。1月は全6試合が行われるが、現在の勝率をキープして乗り切れるか?!
2018-19シーズンAリーグ パースグローリー試合結果
Round 8 : 2018年12月16日
Perth Gloy |
2 |
ー |
0 |
Newcastle Jets |
会場:McDonald Jones Stadium
リーグ首位をキープするためには、アウェイでの勝利もこれから必須となる。敵地に乗り込んでのNewcastle Jets戦。試合は開始3分で動く。フリーの背番号7番、Joel ChianeseがPA内に侵入して味方にパスを試みようとするも、相手GKと交錯。その際、GKの足がChianeseに絡み、倒されたかたちとなってPKの判定。そのPKを背番号88番のNeil Kilkennyが落ち着いて決めて、早々に先制したグローリー。その後、ホームのJetsも反撃を試みるが、シュートがバーに嫌われ、またGKの好セーブで得点ボードに数字が入らない。迎えた前半25分、KilkennyのFKを背番号6番のDino Djulbic、背番号16番のTomislav Mrcelaがヘディングで繋ぎ、相手GKがそのボールをハンブル。すかさず、ゴール前にいた背番号3番のJason Davidsonが押し込み、追加点を奪った。後半もホームのJetsが攻勢をかけるもフィニッシュの精度が上がらず、そのままタイムアップ。グローリーが首位のチームの定め、アウェイで勝ち点3をゲットした。
Round 9 : 2018年12月21日
Perth Gloy |
1 |
ー |
2 |
Sydney FC |
会場:HBF Park
昨年の覇者Sydney FCと対戦。戦力ダウンと言われながらも3位を維持し、グローリーにとっては残りの3分の2のリーグ戦の行方を試す上で大切な一戦となる。ただ、日中の気温は36度まで上がり、キックオフの6pmの時点でも34度はあった。序盤のボールポゼッションはグローリーに軍配。しかし前半18分にSydney FCのCKで、中途半端なグローリーのルーズボールの対応に背番号9番のAdam Le Fondreがネットを揺らす。そして、ドリンク・ブレイクの後も試合をコントロールするグローリーだが、ゴール前での脅威を作れず、前半終了。後半も試合の流れはグローリーだったが決定機をつかめず、グローリーのTony Popovic監督は早目に交代枠を使う。後半15分、22分、34分と疲れが見えた選手をベンチに引っ込め、攻撃の選手を投入。その采配が吉と出るかと思いきや、Sydney FCの背番号11番、パース出身のDaniel De Silvaが交代選手で入った5分後に追加点を決める。これで、万事休すかと思いきやグローリーの今シーズンの勝利牽引者でもある背番号19番で先日、アジア杯豪州代表チームに選出発表のあったChristopher IkonomidisがCKから一点をもぎ取る。時計はアディショナルタイム。背番号7番のJoel Chianeseが相手GKと交錯。そのこぼれ球を背番号11番のBrendon Santalabが豪快にネットを揺らして土壇場での同点か、と思いきやChianeseのプレーがキーパーチャージと判定され、幻の得点となり、その後終了のホイッスルが鳴った。グローリーにとってはクリスマスプレゼントになるはずの勝利が、今シーズンの初の黒星となってしまった。
試合開始前に整列した両チームイレブン。
Round 10 : 2018年12月31日
Perth Gloy |
4 |
ー |
1 |
Central Coast Mariners |
会場:Central Coast Stadium
まだ今シーズン、勝利のないCentral Coast MarinersとMarinersのホームでの一戦。前節、今シーズン初の黒星を記したグローリーは嫌な流れをこの試合で払拭したい。その思いは早々に得点というかたちで実を結ぶ。背番号7番のJoel Chianeseのシュートを相手GKがセーブするも、そのボールは運良く背番号9番のAndy Keoghの足元に。そして、Keoghは無人のゴールにボールを蹴り込み、グローリーが開始3分で難なく先制した。その後、ゴール・ポストが折れるといったアクシデントによる修復の中断を経て、前半23分には背番号3番のJason Davidsonの見事なクロスから背番号22番のFabio Ferreiraがヘディングで追加点。同じく41分には、そのFerreiraの右からのクロスが追い風の影響もあり、直接ゴールイン。前半で3点のアドバンテージを得たグローリーは、後半も余裕をもって臨んだ。後がなくなったMarinersは再三、サイドからの攻撃を仕掛けるもフィニッシュまでには及ばず、時間ばかりが過ぎていった。そして後半32分、Marinersは左からのクロスをヘディングで折り返えし、そのボールをゴール前でグローリーDFに競り勝ちながらなんとか一点をもぎ取る。しかし、後半アディショナルタイムに背番号5番のIvan FranjicからのパスをKeoghが技ありのトラップで体を反転して、そのままシュート。Keoghはこの日2点目を上げ、試合は終了。グローリーは危なげなく勝利をものにした。
Round 11 : 2019年1月6日
Perth Gloy |
4 |
ー |
2 |
Brisbane Roar FC |
会場:Suncorp Stadium
Brisbane Roar FCは、2018年末に成績不振で監督のJohn Aloisiが更迭されてからの3試合目。1分け1敗でまだ勝利がないため、切り替えるきっかけのためにも勝利が絶対条件で臨んだ。一方、グローリーも悲願のチャンピンを目指すために負けられない一戦。試合は中盤に動く。前半22分、前線にフィードされたボールを昨シーズンのグローリーのストライカー、背番号9番のAdam TaggartとグローリーのDFで背番号4番のShane Lowry、GKの背番号33番、Liam Reddyが三つ巴となり空中でボールを競う。その中でいち早くボールに触れたTaggartが無人のゴールにボールを押し込みRoarは先制に成功する。続いて40分、今度はCKからのボールをまたしてもTaggartがヘディングで豪快にネットを揺らした。迎えた後半、グローリーの背番号7番、Joel Chianeseがスピードを活かしたドリブルでPAに侵入。たまらずRoarのDFで背番号4番のDaniel Bowlesが背後から手を使い、Chianeseを止めた。その反則行為でBowlesは一発退場。そして、その反則で得たPKを背番号88番のNeil Kilkennyが決めて、後半14分にまずは一点を返す。そして、試合時間残り時間10分を過ぎた時、途中交代の背番号11番、Brendon Santalabがゴール中央からシュートを放つ。そのシュートがRoarの背番号34番、Aaron Reardonの手に当たり、またしてもPKの判定に。2本目もKilkennyが沈めて、グローリーが土壇場で追いつく。こうなったら流れはグローリーへ。4分後、右からのChianeseのクロスにまたしてもReardonが不用意に足を出し、オウンゴール。2分後には同じくChianeseのクロスに背番号9番のAndy Keoghが頭で決め、2点差とした。アディショナルタイムにPA内で倒されたTaggartが、自身のハットトリックを狙ってPKを蹴るも、ボールは無情にもバーの上を越え、試合は終了。監督交代後に欲しかった勝利をRoarはまたもやお預けとし、グローリーは失点からの逆転を成功させ、今シーズンの両チームの勢いを象徴する結果となった。
Round 12 : 2019年1月9日
Perth Gloy |
3 |
ー |
1 |
Sydney FC |
会場:HBF Park
グローリーにとって対Sydney FCとのホームでの勝利は、2013-14シーズンのRound 4、2013年11月2日の1対0まで遡ることになる(アウェイでは2015-16シーズンのRound 19、2016年2月13日の試合で2対1)。前節でも得点を決めている背番号9番のAndrew Keoghは移籍問題でも揺れているためか、ベンチスタートとなった。試合開始直前に順位表2位につけていたMelborune Victoryが負けたため、グローリーがこの試合に勝つと2位のMelborune Victory、3位のSydney FCとの勝ち点を6ポイント差とする。さて、試合は巧者のSydney FCが中盤でゆっくりボールを回す一方、グローリーは戦線からプレスをかけていき、ボールを奪いに行く。最初に均衡を破ったのはホームのグローリーだった。前半13分、左サイドで見事なパス回しを披露した後、背番号3番のJason Davidsonがゴール前にグランダーの速いパスを送り、背番号7番のJoel Chianeseが相手DFに競り勝ちながらボールをゴールに流し込んだ。続けて、24分には後方の背番号88番、Neil Kilkennyからの一発のパスにまたしてもChianeseが抜け出して、相手DFに挟まれながらもフィニッシュ。シュートはGKの脇を抜け、ゴールイン。Chianeseはこの日、2点目。その後は、一進一退の攻防となるが、前半アディショナルタイムに相手DFの中途半端なバックパスをChianeseが奪い、最後は背番号11番のBrendon Santalabがサイドネットを揺らした。後半はSydney FCのペースで試合は進む。そして23分に背番号27番のJuandeのパスが相手MFの足でブロックされ、そのボールが背番号9番のAdam Le Fondreの足元に。すぐさまゴールに向かい右足を降り抜く。矢を放つようなシュートはゴールに突き刺さり、シドニーが1点を返す。その後、パースも攻めに転じるも、2点のアドバンテージが気を弱めたのか、なかなかフィニッシュに持ち込めず、結果的に4点目を奪うことなく試合終了。平日の夜の試合にも関わらず9,521人の観客がスタジアムに詰めかけたが、後半だけだったら負け試合。詰めの甘い試合だったという印象が残った。
試合後の記者会見に臨むSydney FCのSteve Corica監督(右)とPerth GloryのTony Popovic監督(左)。
パースグローリー 2019年1月・2月の観戦インフォメーション
HBF Park
住所:310 Pier St. Perth
〈アクセス方法〉
パース駅からArmadale線、Midland線、Thornlie線のいずれかの電車に乗り、2駅目のClaisebrook駅で下車。徒歩5分。
このページは Perth Glory FC を応援するページです。 パース・グローリーFCの公式ホームページ www.perthglory.com.au