Round 4からリーグ首位を堅持しているグローリー。過密スケジュールの1月も序盤は勝ち点を積み上げているが、このまま一気にチャンピンまで上り詰められるか?!
2018-19シーズンAリーグ パースグローリー試合結果
Round 13 : 2019年1月13日
Perth Gloy |
4 |
ー |
3 |
Western Sydney Wanderers FC |
会場:HBF Park
グローリーはターンオーバーを試み、スターティングメンバ―を5人入れ替えての試合。相手は、リーグ下位に低迷しているWestern Sydney Wanderers。最初のチャンスはグローリー。ただDFとMFの連携がうまくいかない。一方、Wanderersも再三の決定機をフィニッシュで失敗。お互い、フラストレーションを感じながらの試合展開。その状況を最初に打開したのはWanderersだった。左CKからWanderersの背番号27番、Kwame Yeboahが体にボールを当てて押し込み先制する。待望の一点となった。その後、グローリーは積極的に攻めに転ずるも、キープレーヤーを数人欠くだけでチームの戦力ダウンが明らかで、前半終了時には観客からブーイングが起こった。後半はさすがに監督も見るに堪えかねたのか、背番号7番のJoel Chianeseを背番号17番のDiego Castroと、背番号4番のShane Lowryを背番号3番のJason Davidsonに変更させ、立て直しを図った。するとボールはCastroに集まり、グローリーが一方的に攻める。しかし、ワンチャンスでWanderersが追加点を奪う。後がなくなったグローリー。しかし、ここで千両役者のCastroがゴール前のルーズボールをヘディングで押し込み、反撃の狼煙を上げる。ただ、もう一度失意の底に落とされ1-3となるも、グローリーは後半34分に背番号5番のIvan Franjicがクロスバーで跳ね返ったボールをヘディングシュートで押し込み、またも1点差に詰め寄る。そして、3分後。2点目を決めたFranjicからのクロスにKeoghが詰めて、なんと同点に。しかも、4分後にはゴールを背にCastroのパス受けたKeoghが相手DFに倒され、PKを獲得。そのPKを背番号27番のJuandeが制して、見事逆転に成功した。スタジアムに詰めかけた観客のボルテージはマックスに達した。試合はその後、グローリーの勝ち点3ゲットで閉幕となったが、課題としてベストメンバーと1.5番目のメンバーとの差が歴然としていることを印象付けた試合だった。
Round 14 : 2019年1月19日
Perth Gloy |
0 |
ー |
0 |
Melbourne City FC |
会場:AAMI Park
前節では壮絶な打ち合いの末、勝ち点3を得たグローリー。ターンオーバーで前節休めたメンバーはスタメンに戻り、ほぼベストメンバーで試合に臨むグローリー。ただ、試合は膠着状態で、両チームともチャンスらしいチャンスが作れない。後半13、背番号9番のAndrew KeoghがGKと一対一のチャンスを迎えようとするも、背後のDFにカットされてしまう。試合終了10分前にもKeoghのシュートはGKに阻まれるも、こぼれ球を背番号3番のJason Davidsonがシュート。惜しくもミートせず、無情にもボールはバーのはるか上に飛んでいった。そして、タイムアップ。Melbourne City FCとは勝ち点を分け合った。
Round 15 : 2019年1月23日
Perth Gloy |
0 |
ー |
0 |
Adelaide United |
会場:HBF Park
この日のグローリーのフォーメーションは徹底していた。過去にあそこまで組織立ったフォーメーションはそうそう見たことのないほどだった。平日の試合は、雨で強風という悪天候も原因か、スタンドのファンもまばら。対戦チームはAdelaide United。グローリーは組織立ったフォーメーションを崩さず、試合開始からボールを回す。滑りがちな足元にもかかわらず、今までにないほどパスを回す。ただ、フィニッシュまで届かず、最初のシュートはなんと前半20分過ぎ。Adelaideもボールは回されるが、ゴール前で簡単にシュートは打たせない。グローリーは前半、策に溺れた感が否めなかった。横殴りの雨の中、後半開始。後半はパスが回らなくなったグローリー。逆にAdelaideに攻め込まれるシーンが多くなる。雨のせいで足元が重く、グローリーの中盤も足が止まる。DFも無意味なパスとケアレスミスを連発して、ゲームが組み立たなくなる。そして、後半16分に背番号17番のDiego Castroと、21分に背番号9番のAndrew Keoghの両キープレイヤーを投入。しかし、期待に反して、Castroの動きには精彩を欠き、ゲームに化学反応をもたらせられない。そして、そのまま時間は過ぎ、アディショナルタイムの4分も過ぎて試合終了。2試合連続の0-0の試合で、グローリーと2位以下の勝ち点が一気に縮まった。
試合前に両チーム選手が整列。
Round 16 : 2019年1月27日
Perth Gloy |
2 |
ー |
0 |
Newcastle Jets |
会場:HBF Park
8日間で3試合の過密スケジュールの3戦目。前2戦は共に0ー0でクリーンシートだったが、得点もない。同節で2位だったSydney FCと3位のMelbourne Victoryの直接対決はVictoryが勝利をものにしてグローリーに1ポイント差で肉薄している。さて、立ち上がりはNewcasle Jetsがボールをキープ。グローリーは背番号17番のDiego Castleを中心に攻撃を組み立てる。迎えた前半16分、ボールは右サイドから中央の背番号88番、Neil Kilkennyに。そして、ふわっとしたボールがPA内へ。そこにCastleが走り込み、GKと一対一になるが、すかさず左から走り込む背番号9番のAndrew Keoghへ。Keoghは無人のゴールにボールを流し込んだ。Kilkennyのパスも見事だったが、そのパスをGKからのプレッシャーがありながらも見事なトラップをしたCastleの技ありの一点と言えるだろう。その後もポゼッションを圧倒するグローリー。そして、後半へ。後半16分、Kilkennyは左からドリブルで相手DF2人を置き去りにしてシュート。サイドネットを揺らし追加点を奪った。それからグローリーは再三攻撃を仕掛けるも、結局、後半も1点どまりで、試合終了。中心選手以外のプレーヤーのフィニッシュの精度には、疑問が残る試合だった。
試合後の記者会見に臨むNewcastle JetsのErnie Merrick監督(上)とPerth GloryのTony Popovic監督(下)。
Round 17 : 2019年2月2日
Perth Gloy |
3 |
ー |
0 |
Wellington Phoenix |
会場:HBF Park
豪州代表の一員としてアジア杯に出場していたグローリーの背番号19番、Christopher Ikonomidisがチームに戻ってきた。序盤は、グローリーが試合を支配する。そして前半19分、CKを背番号88番のNeil Kilkennyが蹴り、そのボールを背番号4番のShane Lowryがダイビングヘッドで豪快にネットを揺らした。そして、35分には背番号3番のJason Davidsonが中央へクロス。そのクロスを背番号17番のDiego Castleがシュート。GKがセービングではじくも、Ikonomidisが即座に反応してヘディングで押し込み追加点を奪う。後半もグローリーペース。迎えた後半19分、背番号27番のJuandeが高い位置で相手のボールをスライディングでインターセプトすると、そのボールをそのまま背番号9番のAndrew Keoghがゴール右隅にシュート。GKの手をかすめてゴールイン。グローリーは3点目を奪う。一方、一矢を報いたいWellingtonだが、グローリーの堅守をこじ開けることはできなかった。グローリーは2月の初戦も勝ち点3をゲットした。
バーレーンで迫害されたとしてオーストラリアに逃れ、難民認定されたHakeem al-Araibi選手がタイで拘束されている問題で、試合開始前に同選手開放要求の垂れ幕が掲げられた。
Round 18 : 2019年2月10日
Perth Gloy |
2 |
ー |
1 |
Melbourne Victory |
会場:AAMI Park
リーグ1位と2位の対戦に25,071人の観客が集まった。注目は、けがで約2ヶ月戦列を離れていた背番号4番の本田圭佑の復帰。前半はややグローリーの優勢で試合は進むも、ホームのVictoryもゴール前でチャンスを作る。迎えた後半16分、背番号88番のNeil Kilkennyのパスが相手DFの腕にあたり、グローリーにPKが与えられた。キッカーのKilkennyは冷静にそのPKを沈め、グローリーが先制した。その直後、本田が交代選手でピッチに立つ。ただ、グローリーは攻撃の手を緩めなかった。背番号19番、Christopher Ikonomidisのスピードに乗ったドリブルからのパスに背番号17番のDiego Castleがジャンピングボレーで追加点を奪った。このままでは引き下がれないと、後半33分に反撃の一点をもぎ取るVictory。そして、残りの10分はVictoryが波状攻撃を見せる。しかし、勝利の女神はアウェイチームに微笑み、グローリーがリーグ1位を維持した。
ラウンド | 日時 | 対戦相手 | 会場 |
---|---|---|---|
19 | 2019年2月16日 | Brisbane Roar FC | HBF Park(ホーム) |
20 | 2019年2月24日 | Western Sydney Wanderers FC | Spotless Stadium |
21 | 2019年3月3日 | Melbourne City FC | AAMI Park |
22 | 2019年3月15日 | Adelaide United | Coopers Stadium |
23 | 2019年3月30日 | Melbourne Victory | HBF Park(ホーム) |
HBF Park
住所:310 Pier St. Perth
〈アクセス方法〉
パース駅からArmadale線、Midland線、Thornlie線のいずれかの電車に乗り、2駅目のClaisebrook駅で下車。徒歩5分。
このページは Perth Glory FC を応援するページです。 パース・グローリーFCの公式ホームページ www.perthglory.com.au
2019年3月30日、初のレギュラーシーズン1位とファイナルシリーズ・チャンピオンに挑むパースグローリーと、元日本代表のMF本田圭佑擁するメルボルンヴィクトリーがパースで激突する!
日時:
3月30日(土曜日)7pmキックオフ
会場:
HBF Park (310 Pier St, Perth)
【応募方法】氏名、年齢、性別、住所、電話番号をそれぞれ明記し、本誌へのご感想を必ずお書き添えの上、下記の宛先までEメールにてご応募下さい。
【件名】サッカー観戦チケットプレゼント係
【締切】2019年3月20日(水)3pm必着
【宛先】 Eメール:info@theperthexpress.com.au
【応募条件】※試合当日、「HBF Park」に来場できる方。※お一人様につき1回までのご応募となります。 ※発表は当選者への連絡をもって代えさせていただきます。 ※当選に関するお問い合せにはお応えできませんのでご了承ください。 ※プレゼントの受け渡しは当社にて行ないます。