短歌
空をゆく雲に向かって落書きす
夜明けの街を乞食があるく
宇宙へとロケットの運ぶ人の骨
さいごの願い星になりたい
やわらかな日ざしをあびたモニュメント
むかしはもっともおだやかな日々
フランスで貧しき人たちデモをする
エッフェル塔もなにか寂しげ
自転車をあの坂までとこぎながら
月のひかりがうたをかなでる
(マルコ)
俳句
ほろほろと赤き花散るざくろかな
ジャカランダ散って今年の夏来たり
(東方散人)
コーヒーをもて目ざめぬ細胞揺り起こす
冬くれば春待つ心始まりぬ
(猫)
お一人様平成の世も過ぎてゆく
(シゲ)
川柳
除夜の鐘騒音苦情で音もなし
(タカ)
部屋の中走りながらのお正月
(Takako)
三本の飛行機雲が空を切る
(いさを)
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