さて、前回に引き続きパースからちょっと離れての番外編です。
>【前回を見る】『第19回:番外編 遥かなるウルル(エアーズロック)へ 〈その1〉』
遥かなるウルル(エアーズロック)へ (その2)
(~前号からの続き~)
飛行機のタラップを降り、エアコンのよく効いた空港内で日本語ガイドさんと合流した後、大型バスに乗りホテルに向かった。滞在するのはエアーズロックリゾート。といってもこのリゾートの他にほぼ宿泊施設は存在しない。
今回滞在するのは『Sails in the Desert – セイルスインザデザート』。2泊3日の間、ほとんど寝るくらいしかホテルにいない自分にとってはもったいないくらいの部屋だった。空港からこのリゾートまではバスで約10分程度。この地にはタクシーが存在しないため、旅行者は日本語のお迎え付のツアー、またはこのリゾートが運行している無料シャトルバスを利用することになる。
このセールスインザデザート以外にも『デザートガーデンズ』、『アウトバックパイオニア』等グレード別にホテルがあり、部屋にこだわらないのならリーズナブルなドミトリータイプ(相部屋)も選択可能。短い滞在の間に観光を詰め込むのならあえて高級なタイプを選択しなくても良いのではないだろうか。各ホテル毎にレストランが併設されておりホテル内で食事を楽しむこともできるし、また徒歩でアクセス可能なショッピングセンターエリアにもスーパーマーケット、お土産やさん、ポストオフィスや銀行の他にいくつかのレストランがあり、比較的リーズナブルな食事を取ることも可能。一般的に物価が高いといわれているこのリゾートで滞在中にこのショッピングセンター内にあるIGA(スーパー)で買い物、またカジュアルなレストランで食事をしたがパースとの物価の差をそれほど感じることはなかった。
到着日の午後からはマウントオルガ・カタジュタ散策とウルルサンセットツアーに参加。ホテルのロビーで待っていると日本語ガイドさんが迎えに来てくれた。エアコンのよく効いた大型バスでガイドさんの説明を聞きながら走ると間もなく目に入ってくる巨大な一枚岩ウルルにテンションが大いに上がり、夢中でカメラのシャッターを切った。
この日のツアーは、ウルルのサンセットを見る前にカタジュタ国立公園のウォルパ渓谷を散策するコースとなっており、バスはまずは陸路約45分ほどかけてカタジュタへ向かう。アナング族の聖地とされ、彼らの神話の中の物語は今尚謎のベールに包まれるカタジュタ。ウルルと地中でつながっている、と言うガイドさんの説明にもびっくりしたが、数々の巨大な岩が連なるその見た目のインパクトも絶大。かのジブリさんは正式にこの地がモデルと言うことを否定しているが、ナウシカの世界を想像するには十分足りる程の素晴らしい散策であった。
程よい運動の後はバスに乗り込む前に麦茶とおしぼりのサービスがあり、かゆいところに手が届く絶妙な日本ぽいサービスを受けた後、バスは再びウルル方面へ。到着したサンセット会場では既に大勢の旅行者がスパークリングワインを片手に思い思いのサンセットタイムを楽しんでいた。この日は雲が少し多かったものの刻々と色が変化していくウルルの素晴らしい眺めを楽しむことができた。 (次号に続く)
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