2025年6月5日（木）、FIFAワールドカップ26（W杯26）アジア最終予選（3次予選）でサッカー日本代表が対戦するオーストラリア代表。6月1日に代表メンバー26人が発表となった。
オーストラリア代表は6月5日の日本戦、6月11日のサウジアラビア戦の最終予選残り2試合に向けてアラブ首長国連邦で5月30日までキャンプを張っていたが、6月1日に国内AリーグのGrand Finalの結果も受け、最終的なメンバーを公表した。
6月1日：オーストラリア代表メンバー発表
代表メンバー26人を発表したオーストラリア代表監督のトニー・ポポヴィッチ監督。パースのエリザベスキーにて「（2位まで与えられるW杯26の）自動昇格枠に入ることへ自分たちを信じ、そして（そこへ向けての）自信も持ち合わせている」と強い信念を表明した。
＜現地のジャーナリストたちは、「三苫はパースに来ないんだよな…」との会話はなされていたが、日本代表が前回オーストラリア代表と日本で戦った時のメンバーから大幅な変更については知らない者も多くいた＞
6月1日：発表されたオーストラリア代表メンバー
▽GK
ジョー・ガウチ(アストン・ビラ／イングランド）
ポール・イッゾ(ラナース／デンマーク）
マシュー・ライアン(RCランス／フランス）
▽DF
アジズ・ベヒッチ（メルボルン・シティ）
ケイシー・ボス（メルボルン・ビクトリー）
キャメロン・バージェス（イプスウィッチ／イングランド）
アレッサンドロ・チルカーティ（パルマ／イタリア）
ジェイソン・ゲリア（新潟／日本）
ミロシュ・デゲネク（TSCバチュカ・トポラ／セルビア）
ルイス・ミラー（ハイバーニアン／スコットランド）
カイ・ロウルズ（D.C.ユナイテッド／アメリカ）
カイ・トレウィン（メルボルン・シティ）
▽MF／FW
ダニエル・アルザニ（メルボルン・ビクトリー）
マーティン・ボイル（ハイバーニアン／スコットランド）
ブランドン・ボレロ（ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ）
アンソニー・カセレス（シドニーFC）
ミッチェル・デューク（町田／日本）
ライリー・マグリー（ミドルズブラ／イングランド）
コナー・メトカーフ（ザンクト・パウリ／ドイツ）
ポール・オコン-エングストラ（ベンフィカB／ポルトガル）
エイデン・オニール（スタンダール・リエージュ／ベルギー）
モハメド・トゥーレ（ラナース／デンマーク）
アダム・タガート（パース・グローリー）
ライアン・ティーグ（メルボルン・ビクトリー）
マルコ・ティリオ（メルボルン・シティ）
パトリック・ヤズベク（ナッシュビル／アメリカ）
6月2日：活躍が期待される代表選手たち
代表メンバーをキャプテンとして牽引するGKのマシュー・ライアン（Mathew Ryan）と、攻撃の要として期待されるFWのマーティン・ボイル（Martin Boyle）が、代表メンバー発表の翌日にメディのインタビューに応えた。また、リタ・サフィオッティ（Rita Saffioti）西オーストラリア州副大臣も6月5日の日豪戦に向けて応援メッセージを届けた。
＜GKのマシュー・ライアン：ジャーナリストから「日本はベストのメンバーでパースに来ていないようだが」といった質問に「目の前の試合に集中するだけ」と答える＞
＜FWのマーティン・ボイル： 「（日本戦は）大一番になる。（試合に出た）どの選手も英雄になれるチャンスがある。ただ、（W杯出場のために）チームのために戦う」と語彙を強めた＞
＜リタ・サフィオッティ西オーストラリア州副大臣：スポーツ・リクリエーション大臣も兼務する氏は「7月末にパース・グローリーがイタリアの強豪ACミランとプレシーズンマッチで対戦しますが、（この日豪戦は）パースの“スポーツの冬”の到来を告げる一戦となるでしょう」と語った＞
6月2日：オーストラリア代表公開練習
オーストラリア代表の公開練習が地元パースを拠点とするパース・グローリーの本拠地、HBF Parkで行われた。観戦無料で、全てのトレーニングを公開とし、練習後にはあいにくの天気の中、訪れたファンに選手全員がサインや記念写真の撮影に応じた。
【開催日】 2025年6月5日（木曜日）
【場所】 Perth Stadium（Optus Stadium）／住所：333 Victoria Park Dr, Burswood
【キックオフ】 19:00（西豪州時間）
【料金】 子ども：$16～／コンセッション：$19～／大人：$29～
2026年のW杯は、史上初めてアメリカ、カナダ、メキシコの3つの国の共催。16都市で行われ、出場枠はこれまでの32から48チームに拡大された。開幕戦は、2026年6月11日にメキシコのメキシコシティーで、決勝は2026年7月19日にアメリカのニュージャージー州で行われる。
【文】 今城康雄（いまなりやすお）。パースの日本語メディア「The Perth Express」の代表兼、編集長。オーストラリアのサッカープロリーグ、Aリーグの開幕以来（2005年）、リーグ公認のメディアとなっている「The Perth Express」のジャーナリストとして、特にパースに拠点を置くパースグローリーの試合は記者席より取材をする。加えて、男女問わずオーストラリア代表戦の取材も重ねてきた。また2020年は、パースグローリー日本地区担当マネージャー兼通訳として太田宏介氏をサポート（関連記事はこちら）。2022年にはWA州のNPLで活躍した今田海斗氏の通訳も行う（関連記事はこちら）。
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