西オーストラリア州では、2020年9月1日より運転中に携帯電話を使用した場合の厳しい罰則が新たに施行されました。
西オーストラリア州にて2019年の不注意運転による死亡者は31人と過去5年間で、年間平均の21人から48%増加しました。西オーストラリア州政府の発表では、2019年の西オーストラリア州内の道路での死亡事故における約20%は、注意散漫な運転手が原因でした。調べによると、西オーストラリア州のドライバーの95%は運転中の携帯電話の使用に関連する危険性を認めていますが、それでも50%以上の人は依然として使用しているとのことです。これらの状況を考慮して、2020年9月1日より西オーストラリア州では運転中に携帯電話を使用した場合、以下の罰則①と②が課せられることとなりました。
<西豪州における運転中の携帯電話使用に関する罰則を知らせる動画の中に出てくるイメージ>
罰則①:1,000ドルと4デメリットポイント
※運転中に携帯電話のテキストやEmailメッセージ、ソーシャルメディアの使用、ビデオの視聴、インターネットへのアクセスなどを使用した場合。
罰則②:500ドルと3デメリットポイント
※運転中に携帯電話に触れる、携帯電話を手に持っての音声通話をした場合。信号待ちの間も罰則に含まれる。
今回の罰則は、自分の命を守るだけではなく、全ての道路利用者から危険回避の可能性を大きくする手立てとなりそうです。
<西豪州における運転中の携帯電話使用に関する罰則を知らせる動画(youtubeへリンク)>
Mobile phone legislation A (Pre 1 Sep)
Mobile phone legislation A (Post 1 Sep)
【関連情報】
●Mobile phone legislation change
https://www.rsc.wa.gov.au/Campaigns/mobile-phone-legislation-change
●MOBILE PHONE PENALTY AMENDMENTS
https://www.rsc.wa.gov.au/RSC/media/Documents/Rules%20and%20Penalties/Browse/MobilePhoneLegislation-FAQ.pdf