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【パースエクスプレス・マガジン】 スピンオフ編(前篇)「パースの地でこの農場が永遠に続くことが願い」

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「パースの地でこの農場が永遠に続くことが願い」

西オーストラリアでトマト農園を経営する、大熊農場代表の大熊栄久さん。パースに移り住んだ2005年に、パースの農業省の紹介で、当時の西豪州野菜協会会長所有の農地を賃貸することから日本のトマト栽培をスタートさせた。日本の湿気や曇天、梅雨や蒸し暑さ、秋雨はパースにはない。トマトへの病気も虫も少ない。真冬でも栽培できる。そんな好条件を引っ提げて作ったトマトだったが、思わぬ展開に…。日本のトマトをなぜ西オーストラリアで栽培・販売し始めたのか、そして『将来』のビジョンについて大熊さんに伺った。
 


今月の人

大熊 栄久(おおくま よしひさ)さん

日本では先祖代々農家の家系で育ち、トマトの生産者として農業を営んできた。2005年に一部業務を従業員に任せ、パースに移住。西オーストラリアでのトマト生産に乗り出す。現在、パース(Baldivis)とカナーボン(パースから北約900km)、日本の3つの農場を経営しながら自らも栽培から販売までマネージメントする。


 

きっかけは?

「常に面白い農業を心がけてました。そして、違う環境でトマト作りを自由にやってみたい、そう思ったからです」
 

なぜ、パース?

「世界30か国以上の国を旅行で回って、パースがトマト作りにベストだと感じ取ったからです」
 

何がベスト?

「気候、天候、日照時間、乾燥具合ですかね。台風の影響もないし、政治も安定しているのもいいですね」
 

移住してご苦労は?

「生活面で苦労したことは本当にないんです。鈍感なのか、全く感じたことはないですね」
 

仕事の面では?

「ありましたね、最初はトマトが売れなくて困りました。理由は食文化の違いだったんです」
 


 

美味しい日本のトマトがなぜ売れなかったんですか?

「オーストラリア人も“美味しい”とは言ってくれましたよ。ただ、トマトは生食ではなかった。いくら美味しくても生で食べずにサンドイッチに挟むから、パンがぐちゃぐちゃになってしまう」
 

美味しくても駄目?

「日本ではトマトは生食だから、甘くてジューシー。しかし、ここでは生で食べる習慣がない。消費者の要求に応えていなかったということですね」
 


 

対策は?

「翌年、全て違う品種を栽培して、方向転換しました」
 

それから約13年…。

「会社として停滞は許されないので、業績を伸ばすことが自分の今の使命だと思っています。今年は、イタリア製の選別機を導入しましたが、次は日本からパッキングの機械を入れる予定です」
 

将来のビジョンは?

「ここパースの地で、大熊農場は永遠に続けたいと考えています。自分が死んでも従業員が引き継いでこのまま残していってほしい。この大熊農場が永遠に続くことが願いですね」
 

【ここだけの話】
大熊さん、本誌Vol.143(2009年12月号)の「第58回 徒然パースの生活日誌」にすでに登場しています。ご覧になりたい方は、こちらのリンク先へ!
www.theperthexpress.com.au/contents/tsurezure/58_kai/1.htm

今回はここまで!
「徒然パースの生活日誌 スピンオフ編 後篇」は次回vol.251にてお届けします。お楽しみに!

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