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広大な土地を持つオーストラリアならではの 医療サービス「フライングドクター」。 オーストラリア遠隔地に住む人々の 強い味方となっています。 |
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フライングドクターが誕生したのは、1928年のクイーンズランド州のクロンカリー。やがてその活動を各州政府が担うようになり、1930年代にはオーストラリア全土(タスマニアを除く)にサービスが広まりました。創設者はJohn Flynn(1880-1951)。もとは教職に就いていた彼は退職した後、プレスビタリアン教会の牧師となり、彼を指導者とするAustralian Inland Missionの支援を受けて航空医療サービスが開始されました。1954年に現在の名称である「Royal Flying Doctor Service」となり、1960年にはタスマニアにサービスが普及。Flynnはその功績を称えられ20ドル紙幣の裏面の顔となっています(ちなみに表は女性実業家のMary Reibey)。 |
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ロイヤル・フライングドクターは世界で最初の包括的航空医療組織です。多岐に渡るプライマリ・ヘルスケア(地域における健康増進・疫病予防・治療・リハビリなどの保健活動)や救急医療サービスを、アウトバックと呼ばれるオーストラリア内陸部に住む人達へ向けて24時間体勢で行なっています。活動には航空機、無線が使用され、医療機器を積んだ航空機での巡回医療サービス、緊急時の現地での救急医療サービス、無線での医療指示を行なうなどしています。現在、これらの設備は医療目的だけでなく、アウトバックに住む人達への無線を使った教育や電報の配信にも利用されています。フライングドクターは、今日の内陸部の発展にも大きな役目を担ってきたのです。 |
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