ウレアプラズマ
Ureaplasma |
潜伏期間:数年
|
症状:無症状。尿の濁り、排尿痛。
|
ウレアプラズマ菌による感染。パースではこのウレアプラズマにかかる患者数が1番多い。主に男性が多く感染する。女性の場合、子宮頸管炎や早産・流産の原因となる。抗生物質の投与で治療可能。 |
クラミジア感染症
Chlamydial Infection |
潜伏期間:1〜3週間 |
症状:
(男)無症状。排尿痛、尿道の不快感、かゆみ、膿み。精巣上体炎や不妊症の原因に。
(女)無症状。おりもの、下腹部痛、不正出血。子宮頚管炎や不妊症の原因に。 |
クラミジア・トラコマチスによる感染。自覚症状がほとんどないので、気がつかないまま感染を拡げ進行してしまう。感染初期であれば、適切な抗生物質や抗菌剤で治療可能。 |
淋菌感染症
Gonorrhoea |
潜伏期間:2〜10日 |
症状:
(男)尿道のかゆみ、排尿痛、熱っぽさ、膿み、腫れ。尿道狭窄、不妊症の原因に。
(女)男性より症状が軽い。おりものの増加、尿道から膿。子宮内膜炎、不妊症の原因に。 |
淋菌による感染で、1回のセックスでうつる確率は50%とも言われ、強い感染力を持つ。炎症が進むと不妊の原因となる。適切な抗生物質や抗菌剤の投薬が必要。 |
梅毒
Syphilis |
潜伏期間:3週間程度 |
症状:無症状で経過することもある。進行すると、しこり、潰瘍、リンパ腺の腫れ、発熱、倦怠感、発疹。さらに進行すると心臓・血管・脳などの障害を起こしていく。
|
梅毒トレポネーマによる慢性の感染症で、何年もかかって進行していく。早期に発見し、医師の指示に従って治療することが大切。主に抗生物質の投与で治療が可能。 |
性器ヘルペス
Genital Herpes |
潜伏期間:2〜12日 |
症状:
(男)外陰部の不快感、かゆみ、発熱、倦怠感、強い痛みを伴った水疱や潰瘍。
(女)外陰部の不快感。強い痛みのため歩行や排尿が困難になることがある。 |
ヘルペスウイルスによる感染で、性器に腫瘍ができ、一度感染すると再発を繰り返す。抗ウイルス剤の内服薬や注射、軟膏が処方されるが、完治は難しい。
|
尖形コンジローム
Genital Warts |
潜伏期間:数週間〜数年 |
症状:性器・肛門周囲にカリフラワー状のイボ、おりものの増加、かゆみ、痛み。 |
ヒト乳頭腫ウイルスによる感染で、悪性型のウイルスによっては子宮頸がんや陰茎がんの原因になる危険が高い。イボがなくなっても、ウイルスが皮膚内にいれば、他の人に感染する危険がある。治療は軟膏の塗布、液体窒素、レーザーや電気メスなどの外科的治療を行う。
|
エイズ
Acquired Immune Deficiency Syndrome |
潜伏期間:10数年 |
症状:発病するまで自覚症状なし HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染。体の抵抗力を低下させ、カリニ肺炎などの重症感染症、カポジ肉腫などの悪性腫瘍、エイズ脳症などの神経障害等になり全身が衰弱していく。 |
主に性交渉、母子感染、注射器の回し打ちなど血液を介しての感染。治療によって、発病を遅らせたり症状を軽くすることができる。 |