パース国際空港に到着したら
①飛行機が到着する前に搭乗者の数が知らされ、その規模に合わせて担当官が配置。
②到着後、検疫官が麻薬探知犬を搭乗客が降りたばかりの機内に連れて行き、麻薬検査を行う。
③搭乗客は、空港の1階で入国審査手続きを受ける。
④入国審査を終えた搭乗客は、預けた荷物が出てくるのを待つ間、検疫官が連れた検疫物探知犬の検査を受ける。
⑤荷物引き取り後、赤(申告物あり)又は緑(申告物なし)の出口から出る。
⑥緑の出口では、預け荷物・手荷物を問わず全部をX線による内部検査を実施。
⑦赤の出口では、現在抜き打ちで預け荷物をX線で検査実施。パース国際空港では、今年中にX線を増設する予定。
X線のチェック
探知犬の審査を通過した荷物は、次にX線審査にかけられます。審査官は画面上に映し出された写真から、規制品がないかチェックをします。このX線審査では、特殊装置によって有機体(生物)のみが影となって映し出されるため、ほとんど確実に規制品を発見することが出来ます。この段階で発見された荷物は開封され、検査を受けることになります。
検疫物探知犬のチェック
飛行機から降り、申告なしを示す緑色の出口に並んでいると登場する検疫物探知犬のビーグル犬。探知犬は、ハンドラーと呼ばれる調教者と1組になって、乗客の間をくまなく歩き回ります。規制品の匂いを感じ取った場合、探知犬はその荷物、もしくは持ち主の前に座り込み、ハンドラーにその存在を伝えるのです。彼らは、手荷物に染み付いた2週間前の果物の香りも嗅ぎ取ることが出来るので、持ち込み規制品の入っていない荷物にも反応します。そんな時は慌てず、ハンドラーの指示に従って荷物のチェックを受けて下さい。
|