彼女の死を悼むとことより、取材相手が目に前から消えてしまった、という事実にショックを受けた自分に、まず猛省しなければならない。
実は、2002年の春頃、パークスさんに(正確には「ローザ・パークス記念財団)問い合わせの電子メールを出していた。彼女にはたくさんの質問がった。「9・11」後の米国の外交政策、テロリストとは、貧富の差とは、あるいは米国人の一人として、米国人の世界観に関してどう思っているか。率直な意見を聞きたかった。
電子メールを出してから1週間ぐらいして、パークス財団から返答があった。
「パークス氏は現在、インタビューに応じられる健康状態ではないです」、と。
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