「どうやって生活しているのだろう。」 by 宇田有三 

 そう、ビルマ国内でしか通用しない(それも一部の機関)FECよりも世界的に通用するドル(US)を持っておきたいというのが普通の感覚である。
 「だから、空港の両替所で職員に5ドル渡して両替所を通り抜けたよ。」
  「え、たった5ドル?私は10ドル渡して半額の100ドルだけの両替にしてもらったたのに。」
  ワイロを渡して、強制両替をやり過ごす観光客は多い。また、それを得意げに話す人も多い。誰もがやっているからと言って、軍政権のワイロ社会をそのまま認めて、いや、軍政権のやり方に荷担してしまってもいいのだろうか。
 ビルマを訪れる観光客は、年間約26万人。観光が一つの産業である隣国タイは、1年間に1000万人近い訪問客を受け入れている。その差は歴然である。ビルマには手つかずの「観光資源」がまだまだある。

 

 民主国家に到達したあかつきには、やり方次第でタイ国以上の観光客を受け入れるのも不可能ではないはずだ。
  経済的に国家運営が苦しいカンボジアなどは国際的な援助資金が入っている。詳しい数字はわからないが、国家予算のかなりの割合を占めると聞いたことがある。
 
  もちろん、ビルマにも国際機関やNGO(非政府組織)がいくつか入っている。だが、公式レートと実際のレートがあまりにもかけ離れているため、きちんとした資金運用ができないでいる。こういうことである。NGOが援助のために海外で資金を集めて、ビルマで活動しようとする。もちろん、海外からお金を持ち込むのだし、ビルマ軍政の許可を得てのNGO活動だから「公式レート」での交換レートとなる。公式レートだと、1万ドルが6万7000チャット。しかし実際、市中レートだと、1000万チャットにもなるのだ。

   


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