権力維持だけに執着する軍幹部のむちゃくちゃな経済運営は続く。また、国民の民意に反して軍の力で政権に居座り続けているため、西側諸国から経済制裁を受けている。そして、海外からの投資も控えられている。この経済制裁は、ビルマが経済的に発展できない理由の一つでもある。
しかし、民主化主導者の一人、アウンサンスーチー氏は軍政権を支えるような海外からの投資は控えて欲しい、と訴える。また、軍政権を実質的に認める(入国ビザは軍政権の発給となる)ことになり、なおかつ軍政権の経済基盤を支えるような観光客の訪問は今は必要ない、とも語る。
知り合いになった現地のフリーの観光ガイドの人に聞いてみた。
「確かに観光客が来ないと私たちの生活は苦しくなり、大変です。だけど、スーチーさんは私たち国民のことを考えて行動してくれています。だから支持しています。
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今の政府は、私達一般の人のことを考えていません。スーチーさんが言うことなら我慢します。」
ちなみに彼の月給は、観光客の増減によるが、月平均30ドルくらい。6月〜9月の雨季の期間は全く仕事がない時もあるそうだ。それでも生活し続けている。どうやって?
一般の観光客がビルマを訪れると、まず、首都のその平和な姿に驚く。
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