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[第14節] 電撃移籍

5月28日の早朝、荷物を整理するためパースに戻ってきた石田。翌日、パース・グローリーに行き、残された手続きと挨拶を済ませる。そして30日。フライトまで4時間を残したところで、石田は日本での抱負をゆっくりと語ってくれた。 「清水エスパルスに切られた時、どこでもいいから入れてくれと思ったけど、どこも入れてくれなかった。評価してくれているチームは全くなかった。そんな俺でも、Jリーグに戻れる。逃げずに勝負し続けた結果だと思う。1回こけても、次がある。立ち直るためには更にエネルギーが必要だけど、それでも這い上がって行く。どこにいても成長できると思ってきた。行ったところ、行ったところで、全力で頑張ってきた。実際、大木さんには自分のプロモーションビデオさえも送っていない。練習も見てもらっていない。でも俺を信じてくれた。大木さんが拾ってくれた。大木さんのために、力になれればと思う。拾ってくれた大木さんに還元したい。サッカーのフィールドの中で、お礼がしたい。