[第14節] 電撃移籍
Aリーグ閉幕も間近い今年1月、石田は今後のサッカー人生に大きく影響を及ぼす人物と電話で話をしている。その人物とは、Jリーグのヴァンフォーレ甲府の監督、大木武氏だった。石田と大木氏との接点は、石田が清水エスパルスに入団した1998年から戦力外通告を受けるまでの約1年半である。当時、大木氏は同チームのアシスタントコーチを務め、石田の指導にあたっていた。当時のことを石田はこう振り返る。「若かったから物事を謙虚にみることはできなかった。ブラジルから帰ってきたばかりで、自分に力があると過信していた。そのため、自分を指導してくれた大木さんとは正直、反りが合わなかった」と話す。 |
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