「それでは、そのMADISONというホステスは、あなたの唇に直に唇を重ねたのですね?」
 「それでは、そのMADISONというホステスは、あなたに口移しで飲み物を飲ませたのですね?」
 「それでは、そのMADISONというホステスは、コンドームの着いていないあなたのペニスに直にキスしたのですね?」
 最後に、何か質問はあるかと聞かれて「無いです」と答えると、ここにサインしなさいと言われました。タイプで打ち出された何が書かれているのか解らない長い英文のおしまいに、サインをさせられて、やっと部屋から出してもらいました。返すのが遅くなったユニフォームをチャーリーに持って行くと
「MORIO、

おまえ、今二階にいた女は、カウンセルの役人だよ」と教えてくれました。「カウンセルの役人が、なんで僕なんかに興味あったのかな」と答えると、「おまえ、一体、何聞かれてたんだ?」とチャーリーが聞き返してきました。僕は、さっき聞かれた質問の内容をチャーリーに説明しました。すると、チャーリーは恐ろしいことを言い出しました。
 「MORIO、そのMADISONって女、これでおしまいだな。それにその店も、カウンセルの手入れが入るな。」
 「ちょ、ちょっと待ってくれよチャーリー。変なこと言い出すなよ。別にMADISONは、何も悪いことなんてしていなかったぜ。」

 

   

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