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Barefoot in the Creek

 

 小川の川床に沿ったティーツリーの湿地を探検するときには、クオッカが作った十文字に交差する下生えのトンネルを這って行った。新しくできた道はそれだけ新しい糞が落ちているという証拠なのでそれは避け、古くてたいていは乾いた糞が落ちている道を選んだ。湿地には星型の派手な色の蜘蛛が巣を張っていたので、歩く邪魔になった。噛まれてもなんともなかったので、無害だったようだ。いずれにせよ、太い棒で道をふさぐ蜘蛛の巣を払いのけ、潜んでいる蛇やトカゲやゴアナを驚かせつつ歩いた。さらにスポットを連れて歩くことが身を守ってくれた。

スポットは楽しそうに私たちの先を歩き、臭いを嗅ぎながら見えない獲物を興奮して追いかけていた。おかげで道も開けた。もし危険な目に会っていたら急いで逃げただろうし、さらに冒険をしようとは思わなかっただろう。
 自然の本能の赴くままにブッシュを突き進むことを覚え、藪がどれほど深く生い茂ろうと道に迷うとは思わなかった。中でもブッシュを進行するのに同じ道を引き返すであろう時には、特に観察と記憶力が大きな役割を果たしていた。森のどこにいようと道に迷ったり不安になることはなかった。子供には広大に見えた探検地も良く知る道で四方を囲まれ、道の間は2キロと離れていなかったので、危険はさほどなかった。