短歌
風生まれ 朝日を浴びる カンガルー ブッシュのなかへと 森をはねてく
われもまた シダの林に 分け入って 光さし込む 倒木にすわる
すぎた日の 心のいたみは あの時の 友の顔して 不意に訪れる
地図にない 池のほとりに 落ちてゆく 記憶の木の葉が あとからあとから
岩肌を トカゲが歩き 真っ白な 悲しみのように 風がかけてゆく
(マルコ)
俳句
ほうせん花 はじければいつもと ちがう我
庭の水やり 念力も 入れており
(猫)
ワタアメの 空に浮かんで 人悲し
(シゲ)
川柳
翌日は 建国記念日 白人の
(タカ)
良くやった 孤高の王者 ありがとう
淡雪に そっと顔出す 福寿草
(Takako)
テレビ漬け ジャンプに距離に カーリング
その石を 打って踏ん張れ カーリング
(いさを)
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