【前回までのあらすじ】
沢田百々子、30歳。旧友のRisaとサンフランシスコで再会するも、そこには百々子へのストーカー行為を行った恩田正平の姿が。そして、Risaから恩田との関係を告げられる。
第23走者
筆者:レフセ
恩田正平は、最初から百々子に歩み寄るためにRisaへ近づいた。そのことが分かっていたRisaは、百々子への嫉妬心から正平と寝た。正平は、Risaのことを体だけの付き合いだと思っていたが、Risaは体を重ねるごとに正平にのめり込んでいった。
そんな時、正平はRisaに何も言わずにパースへ飛んだ。百々子の後を追った。Risaは、正平がそうすることを何となく予想していた。ただ、サンフランシスコから百々子に何事もなければと祈る反面、百々子の身に何か起こることも少しばかり期待していた。何かは分らなくても、起きた後に正平が自分のところ戻って来てくれることを祈った。
Risaは、正気を失ったときの正平を知っている。ベッドで首を何度も絞められた。遠くなる自分とこの世に戻る自分の狭間を見て、正平は喜んで何度も射精した。
サンフランシスコのRisaは、結局パースの百々子に警告しなかったことも原因で、百々子はストーカー被害にあった。精神障害も患った。Risaと正平は今、サンフランシスコに戻ってきた百々子と同じ、サンフランシスコにいる。
第24走者へ続く
【投稿募集】
このコーナーでは皆さんからの『リレー小説』を募集しています。あなたの文章を本誌誌面でカタチにしてみませんか?
応募方法:メール、または郵送
宛先:《メールでの応募の方》info@theperthexpress.com.au 又は下記のボタンを押して投稿フォームよりご応募下さい。
:《郵送での応募の方》66 Parry Street, Perth, 6000 Western Australia ◀︎こちらの宛先までお送り下さい。
件名:『リレー小説』係
※編集、締め切りの都合上、手直し後の確認の返信がない場合は、掲載を了承したものとさせていただきます。また、郵送いただいた文章の返却はいたしかねます。
“パースパノラマパズル リレー小説への投稿”はこちらから