月刊誌『パースエクスプレス』の人気連載コーナー。一般読者からの「主張したい」「心に秘めている」「吐露したい」投稿を連載しています。
2020年最初の「あなたの言いたいこと」は3名の投稿者からです。
「教えて下さい」
パースと成田の直行便が通ったので、娘のところにクリスマスとお正月休みにしばらくぶりに尋ねました。
前回は孫が生まれる時にお邪魔しましたが、私たち夫婦もそのような何か大きな出来事がない限り、経由便でのパース訪問が体力的にも気が引けていました。しかし、直行便のお陰で今回は特に何という理由もなく、娘夫婦や孫に会いに来ました。
パースエクスプレスは昔から存じています。娘が留学する時からお世話になっていますし、このコーナーのことも知っていました。今回お便りさせて頂きましたのは、私と同じことを思っている方がいれば共感させて頂き、そしてアドバイスも頂けないだろうかと思いご連絡させて頂いた次第です。
相談の内容ですが、国際結婚についてです。そして、娘が幸せそうに見えないのです。娘の結婚相手はシドニーで生まれ、学生時代をシドニーで過ごして、その後にパースに移住してきたそうです。パースに留学中の娘と知り合い、結婚し、5年ほど前に子どもを授かりました。
私たち夫婦は2015年に孫の誕生の際にパースで娘夫婦と会っていましたが、娘の夫はそれ以来、テレビ電話でしかお目にかかっていませんした。2015年以降は、娘が日本へ私たち夫婦に孫を会わせるため年に1回程度、2人だけで帰国していましたが、今回、2人と孫の3人の生活を垣間見させて頂き、どうしても娘が幸せそうに思えないのです。
理由はまず、今回のホリデー期間に限ったことではないそうですが、娘の夫は定職に就いていないようなんです。滞在中、「なんで?」を娘の夫に直接聞いてみましたが、娘が通訳するときに英語で言い方を変えて質問しているのか、返答は「なんで?」の答えにはなっていませんでした。
次に、娘の夫が孫と接しているのをほとんどみることがなく、子育てをしていないように思えたのです。娘には「子育ては協力してくれているの?」と聞くと、「もちろん。助かっているわ」と言っていましたが、その割には孫と遊んでいる娘の夫の姿をほとんど見ませんでした。
3つ目に、一回の外出時間は長くはないですが、外出する回数が非常に多く、用事があるのならしょうがないのですが、そこに夫婦の会話のようなものが全くなかったことです。「何しに行っているの?」と聞いても「えー、、よくわからないけど・・・」と娘は言っていましたが、それが日常的ならば聞かなくてもいいのかなとも少しは理解できますが、夫が外で何をしているのか、些細なことでも知っておくべきだと思いました。
大きな理由はこの3つです。そこで、皆さんにお聞きします。オーストラリア人の男性は、これが普通なのでしょうか?仕事は長く続けるものではないのでしょうか?子育ては昔の日本のように妻の仕事なのですか?頻繁な外出で人付き合いは、多いものなんでしょうか?私たち夫婦は外国人のいない日本の片田舎で生活しているので、外国人の習慣のようなものも全く分かっていません。娘の夫だけではなく、あのような感じがオーストラリア人の一般的ならばいいのですが、もし異なるようでしたら、やはり娘にももっと言い聞かせる必要があると思っております。もしくは、娘は気付いているけど我慢をしているのだったら、なんで我慢をしていて、どうしたいのか相談にものりたいと主人と話しています。皆さん、教えて下さい。娘には内緒で投稿しました。宜しくお願い致します。
<投稿者>中野 69歳 女性
「明けましておめでとうございます!」
オーストラリアで2020年を迎えました。サイコー!何が最高かって、ちゃんと化粧しなくても外に出れること。外着と内着が一緒でもOK。笑 人の目、ぜ~んぜん気にしなくていいこと。自分らしく生きれること。みなさんも2020年、良い年にしましょうねー!
<投稿者>I Love You! 24歳 女性
「世間体の防波堤ではありません」
あなたのことを言っているのがバレないことを祈って。。。。でも、お手紙を書きます。
「●●さんへ。クリスマスのホリデーからニューイヤーにかけて、お互いの家を行ったり来たり、お泊りもしながら遊びに遊びましたね。お世話になりました。子どもたちは本当に楽しんだと思います。目的は“子どもたちが楽しむ”でしたから、何よりでした。うちの子たちに聞いても『楽しいよ、〇〇くんと□□ちゃんと遊ぶのは!』と言っていました。ただ、忠告させて頂きます。あなたの子どもたち、将来が思いやられると思います。理由は●●さん自身も、もうお分かりですよね?!もしくは、あれが普通だと思って、麻痺しているのかな?それとも、ずっと気付いていないのか…。気付いているけど、いつか何とかなると思ってらっしゃるのか?
人のものは自分のモノ、自分のモノは人に貸せない。食べ物の好き嫌いが多くて、みんなの輪を乱し、汚い言葉を使う。手を上げることもあった。ただ、そのようになるまでにはいろいろと過程があったのでしょうから、過去については私は何も言えません。子育てはその人、その家庭でそれぞれですから。でも、これだけは言えます。人に迷惑をかけてはいけない、と。かかっているなら直さないといけませんよね。うちの子たちは、あの調子であっけらかんとしていましたが、実際には何度泣かされたことか。正直、私も困惑して、迷惑と感じたことが1回や2回ではありませんでした。今は、子どものすることだからと見逃せる部分もありましたが、ほおっておけないこともいっぱいありました。そのほおっておけないことは直すべきだと思います。そこで、その直し方ですが、●●さんは気付いていないようので、忠告させて頂きます。
“お仕事を辞めるべきです。”
お仕事を辞めて、もっと子どもたちと真剣に向き合うべきです。子どもは、世の中を生きていゆくための世間体の防波堤ではありません。逆です。あなたが防波堤となり、子どもを守りながら一緒に成長していくものです。勤めている会社がオーストラリアでは名のある会社なのかどうか知りませんが、社名ブランドも世の中を生きていく中では全く価値のないものです。気付いてください、今、何が一番大切なのかを!仕事と子育ての両立は生きていく上での人生のテーマですが、そもそも子育てはそんな中途半端にできることでもなく、不得意ならばなおさらです。
最初の方で『あなたの子どもたち、将来が思いやられる』と書きましたが、あのまま成長してしまったら、プライマリーの高学年、ハイスクールに上がった時、自分の子育てがもっと大変になることは目に見えています。今、何をするべきかを考えた方が良いと思います。仕事を辞めて、もっと子どもとの時間を作り、注力するべきです。ご主人がしっかり働いているんだから、仕事を辞めても収入はなんとかなると思います。そんなことも前に言ってましたよね。
お節介を言ってごめんなさい。ただ、この一週間を一緒に過ごして、率直に思いました。もう知り合いになって10年以上が立ちますが、ここまで深い時間を過ごさせて頂き、●●さんのご家族が好きだから、言わせてもらいました。2020年が●●さん家族にとって良い年になること祈っています」
<投稿者>匿名希望 38歳 女性
【「あなたの言いたいこと」を募集しています】
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宛先:info@theperthexpress.com.au 又は下記のボタンを押して投稿フォームより。
件名:『あなたの言いたいこと』係
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