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【パースエクスプレス・マガジン】今月のなやみちゃん「蚊に刺される」


 
オーストラリアで生活することで日本では予期しなかったケガをしたり、病気になったりすることもありますよね。もちろん、そんな時は病院に駆け込むこともあるかと思いますが、英語の診察やカウンセリングで言葉の壁を感じたことのある方も少なくないはずです。このコーナーでは、パース在住の「なやみちゃん」の病気やけがを医師の診察の前に専門家が日本語でアドバイスを行います。

  私が日本語でご案内致します。
日本語医療センター/マネージャー 千綿 真美さん
〈日本語医療センター〉日本人通訳が常勤し、医師の診察を受けられる。また、海外旅行傷害保険でキャッシュレス・サービスも提供している。

 

 

ケース17: 今月のなやみちゃん「蚊に刺される」

 

  なやみちゃん、今月は“どうなさいましたか?”具合が悪そうですが、お医者さんの診察の前にお話を聞きしましょう。

 

 
蚊に刺されたようなんですが、いつもと違う症状なので来ました。

 

  そうですか…、当地では夏になると虫刺されによるアレルギー反応を起こして受診する患者さんが続出します。“蚊に刺される”こともアレルギー反応によるものです。

 

 
日本とオーストラリアでもそのアレルギー反応の症状は異なりますか?

 

  もちろんです。蚊にも何十もの種類がいて、今まで刺されたことのない種類の蚊に刺されるとアレルギー反応が強く起こり、ひどく腫れあがる、かゆみが止まらない、などという症状が起こり得ます。

 

 
刺された直後の対処法は?

 

  大切なことは掻かないことです。皮膚を掻くと身体が反応してヒスタミンを放出するため、さらに症状がひどくなります。また、細菌が入り、化膿する原因ともなります。アイスパックで冷やすなどして掻かないようにしましょう。

 

 
そして、治療方法はどうなりますか?

 

  治療は基本的に蚊に限らず、どの虫刺されも同じです。どんな虫に刺されたのかは、刺された箇所と状態を見ても診断できませんが、一般的なのはかゆみを抑える抗ヒスタミン剤の服用と、局所の炎症を鎮めて、後の色素沈着を防ぐためのステロイド外用薬の塗布となります。アレルギー反応が特にひどい場合はステロイドの内服、また細菌の2次感染を起こし化膿してしまった場合は、抗生物質の服用が必要になることもあります。

 

 
刺されないための予防法はありますか?

 

  予防は、まず刺されないようにするために暑い日に戸外で過ごす時でも、長袖・長ズボンで肌の露出を避けること、必ず虫除けスプレーを使用することなどを心がけましょう。では、お医者さんの診断を受けに、更にアドバイスをもらいましょう。

 

  では、なやみちゃん、通訳を致しますのでお医者さんに診てもらうため、一緒に診察室へ行きましょう。

 

【情報提供】
日本語医療センター
予約から診察、そして診察後のサポートも全て日本人スタッフが対応。医師の診察には日本人通訳が付き添い、日本語で安心して受診できる。海外旅行傷害保険加入者は医療費、通訳、薬や検査などの費用を全てキャッシュレスで受けられる(但し保険適応外ケースもあり)。

パース 日本語フリーダイヤル(予約):1800-777-313 
電話:08 9486 4733 
一般診察予約受付時間:月~金曜日8am~17pm 土曜日9am~12pm
住所:Level 1, 713 Hay St. Perth WA 6000 (Perth Medical Centre内) 
ウェブサイト:www.nihongoiryocentre.com.au







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