“学校では教えてくれない「知っ」て「得」する、リアルなオージーの活きた日常英会話を紹介していきます!”
「和製英語」シリーズ
さて、今号から新シリーズにてお届けする『スティーブさんの知っ得英会話』。日本にいた時、何気なく使っていた言葉が英語だと思っていたけど、実は日本で作られた“和製英語”だったり、知らずにその言葉をオーストラリアで使ってみたら、全く理解されなかったという経験は誰しもあるでしょう。今号からは、その和製英語の英語表現や、更に英語圏でもオーストラリアならではの表現方法、そして語源のワンポイントアドバイスなどをクイズ形式で紹介します。Lesson 18は、求人編です。
「和製英語」シリーズ:Lesson18
求人編
毎回、違うシチュエーションでまなぶくんとスティーブさんの会話を紹介します。その会話の中に「和製英語」が隠されています。今回は4つ。さあ、探し当てましょう!
まなぶくん 当コーナーのLesson 1からイラストでも登場している英語初級者。 |
スティーブさん 言わずもがなの、当英会話コーナーの監修者。 |
下記の会話の中に和製英語が4つ隠されています。どれでしょう?!
In Japan I was a freeter so I don’t really have anything to boast about in my CV.
訳:「日本ではフリーターだったので、特に自慢できる職歴がないんです」 |
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まなぶくん |
Speaking of work, the gasoline stand near my house which has takeout light meals was looking for staff. It’s just heating things up in a range so anyone can do it. 訳:「そういえば、近所の軽食のテイクアウトができるガソリンスタンドで従業員を募集していたよ。レンジでチンするだけだから誰でもできる」 |
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スティーブさん |
では、答えはこの4つです
❶freeter→ part-time worker
※名詞での活用ではなく、I only worked part-time(バイトしかやっていない)のような言い回しもできます。
❷takeout → takeaway
オーストラリアでは、Takeoutと言って通じないことはないでしょうが、この表現で話していることを聞くこともないでしょう。ほぼ 100%、Takeawayを使います! | |
スティーブさん |
❸gasoline stand → petrol station または service station
オーストラリアやイギリスではpetrol stationですが、アメリカではgas stationと言われています。service stationを略して、スラング的にservoと言う時もあります。 | |
スティーブさん |
❹range → microwave
※microwave ovenとも言います。
最後に、今回のまなぶくんとスティーブさんとの会話をおさらいしましょう。ぜひ皆さんも実践で活用してください!
In Japan I was a part-time worker so I don’t really have anything to boast about in my CV. 訳:「日本ではフリーターだったので、特に自慢できる職歴がないんです」 |
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まなぶくん |
Speaking of work, the petrol station near my house which has takeaway light meals was looking for staff. It’s just heating things up in a microwave so anyone can do it. 訳:「そういえば、近所の軽食のテイクアウトができるガソリンスタンドで従業員を募集していたよ。レンジでチンするだけだから誰でもできる」 |
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スティーブさん |
Steve Nishioka
生まれも育ちもパース。高校卒業後、日本語を勉強し、パースの大学在学中に関西外国語大学へ留学。その後、再びワーキングホリデービザで訪日。そして、JETプログラムの国際交流員として栃木県の馬頭町(現:那珂川町)に3年間住む。帰国後、社会言語学の研究論文を終え、パースの日本人に英語を教える。