2018年サッカーW杯ロシア大会が、いよいよ本番直前です!本稿掲載の本誌が発刊される6月15日の前日、14日には開幕していますが…。
さて、オーストラリアではW杯本番に向けて盛り上がっていますか?!
日本在住の筆者にとって、オーストラリアではどのように本番に向けて盛り上がっているのか肌で感じることはできませんが、こちら日本では今までにない程の“違った意味で”、盛り上がりを見せていると思います。その要因は、本番約2ヶ月前のかつてないタイミングでの監督解任。また、その解任理由が曖昧であったための賛否両論。そして監督が日本サッカー協会を名誉毀損で提訴するかも?という非常に後味の悪い空気感。決してポジティブではない現在の日本のマスコミ報道など…。
実際、2010年W杯直前にも同じような空気になりましたが、あの当時よりもSNSと言うツールに触れる機会が増えた筆者にとっては、非常に“ネガティブ”な盛り上がりを感じてしまっています。
ところで…、読者の皆さんは今回本番を迎えるW杯が、どこの国で行われるかご存知ですか?また、オーストラリアと日本の代表がいつ、どこの国と対戦するかご存知ですか?ここで恒例の問題です。
Q 両国代表の試合のスケジュールはどのようになっているでしょうか?
A 以下が答えです(日時は【パース時間】です)。
6月16日 18:00~ 対 フランス代表
6月21日 20:00~ 対 デンマーク代表
6月26日 22:00~ 対 ペルー代表
6月19日 20:00~ 対 コロンビア代表
6月24日 23:00~ 対 セネガル代表
6月28日 22:00~ 対 ポーランド代表
※日時の表記については、必ず【現地時間】【日本時間】【パース時間】を確認しましょう。
実は、筆者の身近な人で、サッカー好きな人なのにもかかわらず比較的知らない人が多かったです。オーストラリア・パースでは、いかがですか?日本は、特に若い人達に対する浸透具合が良くないように思います。
元々サッカーに携わってきた人達にとってW杯は、格別の存在感があります。筆者にとっても人生の中で格別の非日常空間が、4年に一度のW杯です。ただし、そうではない人達にとってはこれまで類をみない程、注目度が低い代表なのかもしれません。直前の監督交代によって迷走状態とも思える親善試合の結果も手伝って、益々興味が失せてしまっている日本国内の現状は、見ていても辛いものがあります。
ただし、過去にも同じ様な状況がありました。前記しましたが、2010年W杯南アフリカ大会です。直前の状況は非常に似ており、選手や監督への批判が絶えず、しらけムード漂う盛り上がりに欠けた大会前でしたが、スケジュールが進むにつれて結果的に盛り上がった大会になりました。いうまでもなく決勝トーナメント進出という結果が物を言った訳です。つまり、今回大会も結果が伴っていけば、もしかしたら日本国内の雰囲気も変わるかもしれません。そう願いたいです。
さて、W杯での両国代表の活躍は、将来の両国プロリーグ運営にも大きく関わってきます。両国代表には、活躍に値する能力が備わっていると筆者は信じています。大会前のしらけムードを吹き飛ばす程のインパクトを残してほしいと願っています。
頑張れ、オーストラリア代表&日本代表!
【筆者:junchang】2010年よりサッカーについての独自の見解を自身のブログ「junchang & the MFF」に掲載。1日2万ページビューを記録することもあり、記事がlivedoor系サッカーサイト「SOCCER JOURNAL(サッカージャーナル ※現在閉鎖中)」に転載されたこともある。 ブログ:http://blog.livedoor.jp/junchang512/