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【パースエクスプレス・マガジン】Lesson 20「和製英語」シリーズ『季節編』

“学校では教えてくれない「知っ」て「得」する、リアルなオージーの活きた日常英会話を紹介していきます!”
 

「和製英語」シリーズ

 
日本にいた時、何気なく使っていた言葉が英語だと思っていたけど、実は日本で作られた“和製英語”だったり、知らずにその言葉をオーストラリアで使ってみたら、全く理解されなかったという経験は誰しもあるでしょう。その和製英語の英語表現や、更に英語圏でもオーストラリアならではの表現方法、そして語源のワンポイントアドバイスなどをクイズ形式で紹介します。Lesson 20は、季節編です。
 

「和製英語」シリーズ:Lesson20

季節編

 
毎回、違うシチュエーションでまなぶくんとスティーブさんの会話を紹介します。その会話の中に「和製英語」が隠されています。今回は4つ。さあ、探し当てましょう!
 

登場人物

まなぶくん

当コーナーのLesson 1からイラストでも登場している英語初級者。


スティーブさん

言わずもがなの、当英会話コーナーの監修者。

 

クイズ

 
下記の会話の中に和製英語が4つ隠されています。どれでしょう?!
 

 

It’s really got cold hasn’t it? We’re changing from cooler weather to stove weather.

訳:「寒くなってきましたね。クーラーからストーブの季節になってきましたね」

まなぶくん

 

Yeah totally. We need to change our wardrobes too. Did you bring trainers and parkas from Japan?

訳:「そうだね、衣替えもしないとね。トレーナーとかパーカー、日本から持ってきた?」

スティーブさん

 
 

答え

 
では、答えはこの4つです

❶Cooler → Air-conditioner 

air(空気)をcondition(調節)するということが大本の意味から、日本ではエアコン(air conditioner)といえば、暖房も含むものもありますが、オーストラリアでのAir-conditionerは基本、冷房のみのことを指します。
スティーブさん

 

❷Stove → Heater
※Stoveは、調理用のコンロを指します。
 

❸Trainer → Long-sleeved top

トレーナーですが、Long-sleeved top以外にもSweatshirtやJumperという言い方もあります。また、Trainerには、Train(訓練する)から派生して「訓練士」の意味や、イギリス英語では靴の「スニーカー」という意味もあります。
スティーブさん

 

❹Parka → Hoodie

Hoodieは、一時期流行的に使われていた単語ですが、最近は一般語として定着してきました。Parkaは本来、エスキモーが用いるアザラシやトナカイなどの革で作った防寒服を指しています。
スティーブさん

 
 

おさらい

 
最後に、今回のまなぶくんとスティーブさんとの会話をおさらいしましょう。ぜひ皆さんも実践で活用してください!
 

It’s really got cold hasn’t it? We’re changingfrom air-conditioner weather to heater weather

訳:「寒くなってきましたね。クーラーからストーブの季節になってきましたね」

まなぶくん

 

Yeah totally. We need to change our wardrobes too. Did you bring long-sleeved tops and hoodies from Japan?

訳:「そうだね、衣替えもしないとね。トレーナーとかパーカー、日本から持ってきた?」

スティーブさん

 

Steve Nishioka

生まれも育ちもパース。高校卒業後、日本語を勉強し、パースの大学在学中に関西外国語大学へ留学。その後、再びワーキングホリデービザで訪日。そして、JETプログラムの国際交流員として栃木県の馬頭町(現:那珂川町)に3年間住む。帰国後、社会言語学の研究論文を終え、パースの日本人に英語を教える。







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