2001年ニューイヤー・パーティー事件
被害者:K子・22歳・ワーホリ
被害:バックパッカーのオーナーに襲われた



2001年1月1日。私はピッキングで有名なファームのバックパッカ—ズに約2ヶ月ステイしていた。宿泊している人はみんな家族のような存在で、ピッキング・ワーカー専用のバッパ—ならではのとてもフレンドリ−な所だった。
この日ニューイヤーの盛大なパーティーが開かれ、BBQ、酒、ゲーム、ダンシング…。カウントダウンの時には、みんなでプールに飛び込むなど誰にもとめられない盛り上がりをみせていた。そして、全員参加のビリヤード大会で更に盛り上がりを増してきたその時、「K子、ちょっとこい」となぜか私だけがオーナーに呼ばれた。オーナーに呼ばれたって、他のみんなは気にもとめない。むしろ「またK子が何かしでかしたんだよ」と言うノリである。オーナーと私の向かった先はバッパ—内のバスルーム。風呂にはお湯が程よく溜められていた。オーナーが「K子、これ知ってるか?」と言いながらボタンを押すと、その風呂はなんとスパだったのだ。そんなものがバッパ—に存在するわけもないと思っていた私は思わず「オォー!!」と感動。その瞬間、バスルームの扉がパタ〜ンと閉まり、カチャ〜ンとオーナーは鍵をかけた。その状況が呑み込めなかった私は、オーナーに一言「何?」と聞いた。オーナーはその時すでにいつものオーナーの顔ではなく、人が変わったように怖い顔になっていた。そして「服を脱げ!!」と言われた私は、その状況を即座に理解し、急いで鍵を開けて逃げようとした。しかし焦っていた私に鍵を開けることは出来ず、オーナーは服を脱ぎ始め、そして私も無理やり脱がされそうになった。「もうダメだ!!」と思ったその時、本当に偶然にも鍵に手が引っかかり、鍵が開いた。
泣きながらバスルームを後にし、みんなのところに戻り、状況を説明。それまで何の疑いもなくオーナーを慕っていたバッパーのみんなは激怒。その後、大変な騒ぎになったのは言うまでもない。後になっての風の便りでは、このバッパ—のオーナーは大変な女好きで出張といって他の町に出かけては女遊びをしていたとか…。そして、数年前にも今回と同じような事件を起こしていたらしい。
   
 
パーティーに行く場合、特に飲み物に細心の注意が必要です。基本的によく知らない相手から(とくに旅行中では)、飲み物や食べ物をもらってはいけません。薬物が混入されている恐れがあります。特に女性の場合、飲まないのがベストです。自分自身を危険にさらすことになるでしょう。
 
知っている相手でも、相手の変化に要注意。むやみに2人きりにならない。
警察のアドバイスにもあるように、飲み物に睡眠薬などの薬物を入れられ、レイプや強盗事件に発展しているケースが多発している。細心の注意を。
よく知らないパーティーには、必ず、友達などの同伴者といっしょに行くこと。
お酒の飲みすぎは禁物。
「自分の身は、自分で守る!!!」

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