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パースエクスプレス Vol.212 2015年9月号

パースグローリー Perth Glory


今号の『栄光への道』は、パースで行われたオーストラリア代表戦を中心にお届けします。



パースで初のサッカーW杯予選

2018 FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア第2次予選が、9月3日にバングラデシュ代表を迎え入れ、パースで行なわれた。

得点: 前半6分−背番号7番 Mathew Leckie/前半8分−背番号20番 Tomas Rogic/前半20分−背番号20番 Tomas Rogic/前半29分−背番号16番 Nathan Burns/後半16分−背番号14番 Aaron Mooy


 パースで行なわれる初のW杯予選、代表戦は2005年以来の10年ぶりとなる。試合会場はAリーグのパースグローリーの本拠地、nib Stadiumで行われ、19,495人の超満員の中、試合は開始した。FIFAランキング173位(2015年9月現在)のバングラデシュ代表を相手に同61位のSocceroos(豪州代表の愛称)がどのような試合運びをするのかに注目が集まったが、前半20分間に3点を入れ、試合は一方的となった。先制点は、前回のW杯で頭角を現した背番号7番のMathew Leckie、そして2点目と3点目はそれぞれ左右からの攻撃を共に左足で決めた背番号20番、Tomas Rogicだった。そして29分、現在、JリーグのFC東京で中心選手としてプレーし、昨年のAリーグ国内選手最多得点を記録した背番号16番、Nathan Burnsだった。このゴールは、自身にとっては代表初ゴールともなった。後半も一方的な試合展開は変わらず、16分に背番号14番のAaron Mooyがロングシュートを決める。そして、17分に背番号4番、Socceroosのキャプテン、Tim Cahilが交代でピッチに入ると、スタジアムはこの日一番の盛り上がりを見せた。Cahilのゴールシーンを一目観たいと思ったファンには残念だったが、その後スコアーは動かず、試合終了となった。

(左写真)【9月1日】多くのファンが駆けつける中、Socceroosはnib Stadiumで公開練習に望む。

(写真中央)【9月2日】公式記者会見で大事な試合であることを強調するSocceroosのAnge Postecoglou監督と同キャプテンのTim Cahil(写真上・右)。また、バングラディッシュ代表のキャプテン、Mamunul Islamと同席した同監督のイタリア人、Fabio Lopezは前試合の処分を受け、Socceroos戦はベンチから外れた(写真下・右)。

(右写真)【9月2日】試合前日のSocceroosは、メディアに対して最初の15分だけの公開練習となった。



最高のピッチ・コンディションの中、両選手が試合前、整列する。



(左写真)両国の国歌斉唱。ベンチ左端にはSocceroosの監督、Ange Postecoglou。 (右写真)Socceroosのスターティング・メンバー。



(左写真)背番号21番のMassimo Luongoのクロスを流し込む背番号7番、Mathew Leckie(写真右端)の先制点。 (右写真)GKの弾いたボールにいち早く反応した背番号16番のNathan Burns(写真右端)。がSocceroosの4点目を決める。



(左写真)Socceroosのキャプテン、背番号4番のTim Cahilのシュートはこの日、ネットを揺らすことはなかった。 (右写真)試合後の記者会見でSocceroosの監督、Ange Postecoglouは「今日の結果には満足している」と話す。



(左写真)ミックスゾーンで背番号16番のNathan Burnsは、「今は東京の生活をエンジョイしている。チーム(FC東京)での役割は理解しているので、今はただ結果を出すだけ」と今後についても語った。 (右写真)試合会場の外では選手にサインを求めるファンでごった返す。そんな中、一人一人に丁寧に対応していたSocceroosのキャプテンで背番号4番のTim Cahil。


グローリーFFAカップ苦戦も準々決勝へ

【試合結果】前節で西オーストラリア州から参戦した下位ディビジョンからのチームは姿を消し、残すはAリーグのグローリーだけとなった。

 試合開始7分でGKの背番号12番、Jerrad Tysonが相手選手を倒し、退場処分となる。しかし、与えたPKを交代選手のGK、背番号20番のNicholas Feelyが見事セーブし、難を逃れた。その後、10人となったグローリーだが、果敢に相手ゴールに迫る。後半は更にチャンスを作るも、最後の決め手に欠き、グローリーにとっては2試合連続の延長戦。そして、迎えた延長後半、試合終了4分前に今シーズンから加入したハンガリー人のMF、背番号7番のGyorgy Sandorが左サイドから突破を図る。そして、中央に折り返したボールをゴール前で背番号14番のChris Haroldが蹴り込み、試合を決めた。


9月29日(火) 6:30pmキックオフ
会場:Dorrien Gardens (Cnr Victoria & Lawley St. West Perth)



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