昨年11月初めから海外取材に出ている。10月までの長期取材の予定計画である。今回もまた、個人としては多すぎる荷物を抱えての出発であった。スーツケース3台、カメラバッグなど計60キロを超えてしまった。
　　いつも通り、一番重要な荷物は、商売道具のカメラである。前回は万一のことを考えて、フィルムカメラを2台とフィルム60本くらいを用意していたのだが、今回からは撮影の全てを完全にデジタル化してしまった。もっとも、フィルムを持って行かなくていいからといって、荷物そのものが軽くなったわけではない（フィルムは数本までなら軽いが、実は1本1本がメタルの外装なので、50本を越えるとさすがに重たい）。
　　デジタル化に移行して、常に持ち運ばなければならないのが、ラップトップ（ノートパソコン）である。

　　故障を考えて、バックアップ用にも1台の、計2台。その他、ラップトップを持ち込めない所に行ったときのために、テキストを打つPDAが1台。
　　バックアップ用のハードディスク（HD）は320GBを1台、モバイル用のHD40GBが2台、さらに20GBが1台。