パースエクスプレスVol.108 2007年1月号

「『デジカメ』一考−その3−」

  デジタルカメラは、一眼レフが2台、コンパクト形式の「デジカメ」が2台の計4台。それぞれに充電器(計3つ)が異なる。バッテリーも3種類それぞれ異なる。「デジカメ」の撮影データは、コンパクトフラッシュ(計9GB)、SDカード(計9GB)。撮影後にデータを転送するデータストレッジ(80GB)。
  充電式の単3電池が計30本と充電器2台。現地で調達するアルカリ電池は数知れず。その他、変圧器やコード類など。
  荷物はかえって増えたくらいだ。特にデジタルデータは、電気ショックや物理的なショックでデータが消えてしまうので絶えずバックアップしておく必要がある。デジタル化の利点といえば、フィルム調達や現像、焼き付けなどの一連の作業がなくなり、全体的に見ればコスト的に楽になったことだろう。


  逆にしんどくなったのが、撮影後すぐに画像を確認することができるので、その場で編集、その場でまとめ、という作業が多くなってきたことだ。これまでは、日本にフィルムを持ち帰って現像するまでは、どんな映像イメージができ上がってくるのか分からなかった。その分、未知を楽しむことができた。だが今は、もうない。撮影後、すぐその場で画像を確認してしまう。

   

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