「子ども時代に戻りたい?」

もちろんこの本は経済や株式会社に関しての本だから、「価値がばらけているあり方の方が社会的なリスクを軽減することができるし、暮らしやすいのではないかと思っています」とか「会社が利益を追うためには、目標は儲けだけでないという幻想を社員が持てないと難しいといえるでしょう。・・・−利益の最大化と高い理念の共存−・・・」などという箇所もある。
しかし、どうして最初にあげた一文が気になったのか。ちょっと手を止めて考えてみた。これは会社のことにも、経済にも関係がない。どういうことだろうか。いろいろ頭をめぐらせていると、自分が訪れた取材先の子どもたちの姿が浮かんできた。つまりは、大人には選択肢があり、子どもには選択肢がそれほどない、と読み替えることもできることに思い至った。  


   


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