居心地の悪さはおそらく、自分の普段言っていることと、行動が一致しないからだ。自分の財布からお金を出さないことによって、その場で自分の不誠実さを正直に告白しているからだ。
−自分一人が「施し」をしたとしても何も解決しない。
−彼らの中には、経済的に困っているわけではなく、職業として物乞 いをしている人もいる。
−自分たちも日々苦労して稼ぎだし、生きているのだ。
−彼ら自身、自助努力をしないで、どうする。
「しない」という言い訳は、山ほど思いつく。だがしかし、「しない」ということにぴったりとする理由を思いつくたびに、それに比例して居心地の悪さが増幅する。
目の前の困っている人を何ともしないで、何でシャカイセイギの実現なのだろうか。
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