「祈りの風景」

 世の中、分からないことがある。だからこそ、生きる甲斐がある。拝むという行為は、どこかで人間であるが故の不安や限界を感じさせてくれるのだろう。そこには、人間がどうして生きるのかということよりも、どのように生きるのか、という道が導き出されるようだ。ちょっと、謙虚な気持ちにさせられる。 宗教とはいかがわしい。そういってしまえば身も蓋もない。最初から、心を閉ざしてしまうには、自分自身のいかがわしさが出てきそうだ。「瞑想する」、「拝む」という行為は、何かちょっと違う世界を垣間見させてもらえるのかな。信仰を持たない私でさえ、ちょっと心が動かされる。

 

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