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Vol.182/2013/03

ビルマ（ミャンマー）の「ロヒンジャ問題」を手がかりにして（6）

ヤンゴンの下町には、インド人街や中華街があり、そこではインド人や中華系の人びとに遭遇することが多い。

　だが、1997年のニュース報道を読むと、次のような解説もあった。

Historically, there is a prejudice among the majority Buddhists against the Muslim population who make up about 5 percent of Burma's population. However, the tension between the two religious communities in Burma was never such as to cause the unrest of this magnitude.

The FBC Coalition has confirmed reports that Burma's State Law and Order Restoration Council (SLORC) is involved in causing this unrest. The trucks from SLORC's Municipal Departments were used in order to transport monks to various predominantly Muslim residential places where there were mosques and Muslim- owned businesses and properties. Some of the monks were believed to be SLORC agents in disguise.

The Burmese military leaders have had a long history of exploiting religious and communal prejudices to divert people's attention from the deeper economic and political problems.

("The Free Burma Coalition", March 27, 1997)

　歴代の軍事政権は、一般のビルマ人がムスリム人に対してもつ偏見と差別意識を利用して、人びとの反発が直接自らに向かないように仕向けていたのが実態のようだ。

（続く）

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