Vol..129/2008/10
が貧乏くじを引くか

海外でパスポートを更新する場合、 日本円にて16,000円相当の金額を、 現地通貨で支払わねばならない。

 <中略>

ミャンマーのように現地通貨が
公定レート&市場レートの、Wスタンダードな国ならば、 公定レートにて、16,000円相当は800チャット。 市場レートにて、800チャットはなんと・・・63円!! 日本で16,000円かかって更新するパスポートが、 ミャンマーでは、63円で更新できるのです!

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(抜粋、一部改行)


 

 二重為替を利用すると、外国人としては得をしたような気分になる。だが、一体、この「ツケ」は誰が払っているのだろうか?むちゃくちゃな国家運営を続けるタンシュエ上級大将がトップのビルマ軍事政権は、その経済的な負の部分を国民に押し付けている。それに荷担するような外国人(これは日本人ばかりではない)は、その仕組みにほとんど気がつかない。

 誰かが得をすれば、誰かが損をする。
 国を超える経済はそんなに簡単なシステムではないだろう。それでも、現地でボロボロの紙幣を手にする度に、いつも貧乏くじを引くのは、大きな声を上げることのできない現地の人ではなかろうか、と思ってしまう。

   


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