MADISONが言っていました。「MATERIALISTIC」。物を所有し続けること、そして自分達だけがその所有したものを好きなように消費できると思いこんでいる人達が共通して持っている価値観や世界、それが「MATERIALISTIC」という 言葉で表現されるのだそうです。「飛行機のファーストクラスやビジネスクラスにごろごろいる連中のこと」と言って笑っていました。
 ですから、今の世の中のすでにできあがった仕組みの中に、夢を持って生きていける人はいいですけれども、一度そういう世の中のずるいところ、狂っているところに気づいてしまった人達にとって、
もう一度、夢を抱いてそこに戻っていくというようなことは、よっぽどのエネルギーでも無い限り、とてもできることではないと思うんです。
  かばうわけじゃありませんが、MADISONはたぶん、そういうことに気づいてしまい、それまでの世の中との信頼関係のようなものが一気に壊れてしまって、もう“まとも”に働くことができなくなってしまったのではないかと思うのです。彼女は、週に1日か2日、店に、いや、世の中に拘束されるだけで、あとは自分の時間を奪われることからまぬがれて、一人暮らしているような気がします。
   


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