Vol.196/2014/05
今号では、全部で9つの「いいたいこと」を紹介します。中でも“オーストラリアにいる自分（私たち）たち”についての投稿が目立ったように思いました。
「連帯責任」
最近のワーキング・ホリデーの人たちは、入国して直ぐに2年目のビザを取るため、ファームで仕事をしに行く人が増えているようです。オーストラリアに来て、周りを観たり、人と出会ったり、環境や文化に触れる前に地方で仕事をしに行っているようです。先のことを考えれば、最初に望まない仕事をして、その後の計画を立てやすくするのは結構なことかもしれません。ただ、話を聞く限り、そのような考えで、いきなりファームの仕事をしているようではなさそうです。
ならば、どんな目的か。お金欲しさのようです。お金のため、まずはファームに行って稼ぐ。それが本人たちの最優先事項のようです。では、3ヶ月働いた後に都市部に戻り、貯めお金を使い、文化交流を図っているかというと、そうでもないようです。中には、1年、もしくは2年間も、ファームを渡り歩きながらお金を稼いでいる人もいるようです。
ワーキング・ホリデー制度の本来の目的は、その国への理解を深めるところにあり、そのためにはある一定期間、旅行ではなく現地で生活する必要があるから、そのための生活費を稼ぐことが許されている制度です。つまり、体験をすることが第一で、お金を稼ぐことは二の次なのです。しかし、昨今のワーキング・ホリデーの人たちは、その目的が逆転してしまっています。逆転どころか、お金だけの人もいるようです。
さて、良く考えてみてください。もし、同じようなことが日本で起きたならば…。外国人が日本で荒稼ぎして、日本が出稼ぎの地となってしまったら、きっとあなたは良くは思わないでしょう。「ここは俺の国だ！」という風に傲語するかもしれません。そして、もともと日本にいたその外国人と同郷の人たちは、あなたのような批判的な日本人から冷たい目で見られることになるのでしょう。
オーストラリアでも同じようなことが起きています。オーストラリア人にとってお金のためのワーキング・ホリデーは、永住している日本にも投影して、そう見えているのです。「“ワーキング・ホリデーの日本人”はお金だけ稼いで、自分の国に帰っている」が、「“日本人”はお金だけ稼いで、自分の国に帰っている」といった解釈に婉曲されてしまうのです。
海外に出てきているということは、嫌でも“日本人”という看板を背負ってきているのです。その意識がなく、「俺は関係ない」「私は違う」と言っても、周りから見れば、あなたは日本人なんです。日本人の代表とまでは言いませんが、最低限その意識を感じながら生活してください。永住している日本人にも迷惑をかけないようにお願いします。
＜投稿者＞永住者 44歳 男性
「オーストラリアの中の日本男子」
よく「見た目で判断するな」って言うでしょ？！私もその通りだと思う。でも、こっちに来て、思った。日本人の男の子って、かっこ悪いなぁ…、と。全員が全員、足が短くて、顔がデカくて、チビびとは言わないけど、オージーの横に並ぶと、大抵、見劣りするよね。 私だけ、そう思っている？
それと、ワーホリで来ている日本人は、見た目がそんななのに、立ち振る舞いもしょぼい。例えば、外にごはん食べに行っても「安いトコでいいよ」とか言ってるし、「おごって」とかねだるし、マジ情けない。見た目もダサくて、お金もなきゃ、最悪でしょう！ 批判を買いそうだけど、私だけじゃないと思うよ、こう感じているのは（笑）。
＜投稿者＞あや 22歳 女性
「『もらいたくはありません』に一言」
先月の『もらいたくはありません（Vol.165／4月号）』の方に一言、「がんばってー！」。気持ち、よく分かる。「その仕事で感情が入っちゃうと、プロとして仕事をこなしていない」と言う人がいるかもしれないけど、気持って、そんなに簡単に割り切れないよね。私はその「好き」という気持ちを、匿名希望さんは大切すべきだと思う。ちなみに…、なんで風俗の仕事をしているんですか？お金ですか？もし、お金じゃないなら、辞めて、思い切って彼の胸に飛び込んでみてはいかがですか？！
“子どもがいる”ということは、不倫になるかもしれないけど、突き進むからには奥さんから彼を奪い取って、離婚させるぐらいの気持ちが必要だと思います。誰かを傷つけ、自分が傷つくかも、とかいった中途半端な気持ちを持っているならやめた方がいいでしょうけど、自分の気持ちに正直になった時、彼しか見えないなら、一生懸命にやるべきだと思います！
匿名希望さん、「がんばってね！」。応援しています。
＜投稿者＞YUKA 31歳 女性
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