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西豪州における日本語教育

2018年3月16日、在パース総領事公邸にて平成29年秋の叙勲で旭日単光章を授章されたコーベニ十川澤子女史の叙勲及び日本語教師協会西豪州支部年次総会の機会に日本語教育関係者を招いたレセプションが開催された。
 
情報・写真提供:在パース日本国総領事館
 

西豪州における日本語教育に携わる関係者がコーベニ十川澤子女史を囲み記念撮影がなされた。


 

日本語教育関係者70名以上の出席者を招いたレセプションでは、最初に在パース日本国総領館の平山達夫総領事から西豪州における日本語教育の重要性に触れつつ、日本との関係を重視する州政府、本年から日本からの日本語教師招致を始めた教育省、教育の現場で熱心に教えている日本語教師会、長年豪州の日本語教育に貢献し昨年叙勲を受けたコーベニ十川澤子女史、シドニーから支援する国際交流基金の関係者に謝意を述べた。
 

西豪州における日本語教育の現状とこれからについて述べる平山達夫在パース日本国総領事。


 

続いて西豪州教育・訓練大臣の代理として出席したChris Tallentire西豪州水資源/漁業/林業/イノベーション/ICT政務次官より州政府としても日本語教育や日本との関係を重視している、コーベニ十川澤子女史に対して叙勲受章を祝福すると共に、外国語を学ぶことの有用性、特に外国語学習を通じた他の文化を学ぶことは重要であることについて語られた。また、Rosanne Jacobs西豪州日本語教師会会長より当地の日本語教育への日本総領事館や国際交流基金の支援に謝意を表し、当地における日本語教育の基礎確立に尽力されたコーベニ十川澤子女史の貢献に対して改めて謝辞が伝えられた。
 

外国語学習で他文化を学ぶことの重要性を話す、Chris Tallentire西豪州水資源/漁業/林業/イノベーション/ICT政務次官(Sue Ellery西豪州教育/訓練大臣代理)。


 

最後に、コーベニ十川澤子女史より、まず今回の叙勲受章に至るまでお世話になった方々への感謝の言葉が述べられて、昨年度日本での叙勲伝達式及び拝謁行事の様子を写真や勲章を見せて説明され、また当地における日本語教育普及の過程における様々な苦労話にエピソードを交えて紹介した。日本語教育では特に教材開発も重視され、西オーストラリア大学、マードック大学の日本語教育関係者と共同開発してきた教材を展示しながら、「リビングジャパニーズ(ブック3)」も近々出版予定との説明もあった。
 







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