Q 
Temporary Skill Shortage (TSS) visaのスポンサーになって日本から従業員を採用する予定です。TSSビザのNominationの際に求められているLabour Market Testingとは何か具体的に教えてください。
 
 

 A 
Labour Market Testingは、海外から外国人労働者を受け入れるために、オーストラリア人またはオーストラリア永住者の中から求めている人材が見つからなかったことを証明するために行います。定められた形式の求人広告をNominationの申請4か月以内に掲載していることが必要になります。Labour Market Testingには免除規定があり、日本からの従業員（日本国籍保持者）のNominationをする場合には免除対象になります。日本国籍保持者以外に免除されるのは、ベトナム、ペルー、シンガポール、マレーシアなどのTPP加盟国の国籍保持者、中国や韓国などオーストラリアとの自由貿易協定を締結している国の国籍保持者です。
ご質問のケースではLabour Market Testingは不要だと思われますが、念のため具体的な広告の掲載方法は下記の内容を明記する必要があります。
 
・　職種、職務内容、ポジション等
・　必要なスキル、ライセンス等
・　ビザを申請するスポンサーの名前
・　年間の給与
 
広告の掲載先は、インターネト上の求人広告専門業者（jobactive.gov.au）、新聞（全国紙）、雑誌、ラジオなどが認められています。これらの媒体に2件の広告を4週間以上継続して掲載する必要があります。求人広告は2件ともインターネットメディアでもかまいません。ただし、Linked-inや当誌The Perth ExpressのGeneral Classified（クラシファイド広告）のようなSocial Mediaに分類される広告は認められません。掲載先が不適としてビザの申請を却下されるケースもあるので、Labour Market Testingが必要になった場合には、事前の調査が重要になります。
 

 
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件名：ビザと移住係