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【パースエクスプレス・マガジン】第48回 縮こまった身体をエクササイズ

夏が終わり、だんだんと寒い季節になってきましたね。この寒い時期に“肩こり”や“冷え性”に悩んでいる方も少なくないと思います。今回は、そんな方のために肩周り、腰回り、足先を温めるエクササイズをご紹介します。


 
 

ホールディングエンジェル
♦エクササイズの目安 :30秒x3セット

 
椅子に座り、手のひらを身体の後ろに重ねてキープして、胸を張って肩甲骨の可動範囲を広げます。座りながらお仕事をしている人にも最適です。休憩時間にいかがですか?

個々に肩や肩甲骨の柔軟性が異なりますので、無理をしない程度にエクササイズを行なって下さい。

 

★アドバンスレベルに挑戦!
手のひらを下に向ける、または手のひらを重ねて合唱のポーズまでできればベストでしょう。

 
 

ヒップローテーション
♦エクササイズの目安 :10回x各足3セット

 
片膝を正面に腰の位置にもち上げて、高さをキープしながら股関節を軸に、開くように真横に膝をもっていきます。逆に真横から正面も行いましょう。授業の合間の休み時間にいかがですか?

バランスを取るために片手を何か台のようなもので支えましょう。なるべく骨盤を動かすことを意識しましょう。

 
 

カーリングトーズ
♦エクササイズの目安 :両脚で計5セット

 
タオルを床に敷き、足の指だけを使ってタオルを引っ張り、足先をアクティブに刺激させます。キッチンで料理の合間にトライしてみてはいかがですか?

引き寄せるタオルの反対側の端に物を置いて、さらに負荷をかけるとより効果が期待できます。

 
 

 

【前島イズム(1)】
〈今月のヒント〉
肩こりの理由って?

基本的に「肩甲骨の動き」が大きく関係しています。肩甲骨の柔軟性や肩甲骨周りの筋力強化が、肩こり解消にとって重要となります。また、猫背の方は肩こりになりやすいで、姿勢改善を心がけ、アクティブなエクササイズを継続して行いましょう。

 

【前島イズム(2)】
〈今月の出来事〉
体操競技全豪選手権

 「5月20日〜26日にメルボルンで行われた体操競技の全豪選手権に自身のチームから参加した選手のコーチとして携わりました。今回の遠征で感じたことは“練習が全て”ということです。毎日どんな態度でコーチとコミュニケーションをとり、どのように練習に臨んでいるかが、全て結果に表れた大会でした。今後の練習には、今回の反省をふまえて練習に取り組むように選手たちには指導していきたいと思いました。」
 

 
▼このコーナーでは読者の皆さんからのエクササイズに関する疑問や質問をお待ちしています。
 
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前島 一貴 - Kazutaka Maejima

前島 一貴 - Kazutaka Maejima

1986年東京都出身。9歳の時に体操競技と出会い、25歳で第一線を退くまで体操一筋。中学生の時には体操種目の床で日本一に。名門日本体育大学の体操部ではキャプテンを務めた。2015年5月の西豪州体操チャンピオンシップで見事優勝。現在、体操クラブでコーチとして子ども達に体操を教える。パーソナルトレーナー有資格者。







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