今月の人
奥田 湧平(おくだ ゆうへい)さん 26歳
園児・小学生へ学年別に体育指導を行う体育指導員として日本で働いていた奥田さん。小学生から始めた器械体操は大学の部活動まで続き、大学を卒業してスポーツクラブにて子どもたちへ体育指導を行ってきた。そんな中、海外では体育や自分がやってきた器械体操が子どもたちにどのように指導されているのかに興味を抱くようになり、実際に自分で体験したいと思い、オーストラリアの地へ足を踏み入れた。そして、器械体操を地元のクラブで教えている日本人コーチの存在を知って、「オーストラリアの指導現場をこの目で見てみたい」と思い、そのコーチがいるパースへ移動。そんな奥田さんのパースでの一日を紹介します。
7:30 am
日本でも仕事柄、栄養管理はしてきた。オーストラリアでも食には気を付けている。
10:00 am
パースにいる日本人体操コーチには最初、知人の知り合いというかたちで連絡を取り、そのコーチが働くクラブのジムに伺った。この日も連絡を取り、コーチが受け持つクラスを見学しにジムへ。
11:00 am
まずは、大人のクラスに生徒として参加する奥田さん。平行して、日本人コーチが指導している一挙手一投足を注意深く観察しながら、自分も体を動かす。
1:00 pm
ジムが新しい場所へ移動したばかりということもあり、クラス見学の後は器具の設営も手伝う奥田さん。「日本のジムに比べて施設が充実しています」
クラブの他のコーチたちと更に設営に手を貸す。「自分は英語でのコミュニケーションがまだまだなので、指導レベルまでの英語も日々勉強です」
3:00 pm
合間を見て、日本人コーチに当地での指導方法を教えてもらう。「オーストラリアで指導するためには資格が必要なので今の自分にはできませんが、どのように子どもたちと接して指導しているのか教わり、勉強になりました」と語る奥田さん。
5:00 pm
日本人コーチとクラブの関係者と記念撮影。
7:00 pm
栄養のバランスで野菜を取るように自炊して、シェアメートと夕食を取る。「自分が学生の時、成績よりも楽しくを心がけて競技をしてきました。なので、自分が指導にあたる子どもたちにも楽しく体を動かせるように配慮してきました。その楽しさは、ここオーストラリアでのクラスでは実現されているように思えたので、それも発見です」と話す奥田さん。日豪の指導方法の相異を体感する。
9:00 pm
指導中のコーチが使う英語の聞き取りもまだ十分でないことが多く、その日使われていた英語を復習する奥田さん。「自分は子どもが大好きなので、将来は幼児教育の現場で体操やスポーツを教えられればと思っています。そして、日本でも英語でスポーツを教える需要が高まっているので、ここでの経験や勉強を活かして、その機会を自分が得れればと思っています」と話す奥田さんの1日でした。