パースで生まれ、パースで育った芸人「チャド・マレーン」のチャドに関する旬な情報を毎号お届けしています。今号は、テレビ出演と、書籍第一号『世にも奇妙なニッポンのお笑い』を“楽しく読む方法”2回目をお届けします。
チャドの活躍
フジテレビ「さんまのお笑い向上委員会」にチャドが出演!
芸人たちが世界に寄せたネタを我らがチャドが評価する?!
フジテレビ系列で毎週土曜夜11時10分から放送される同番組では、毎回1組の芸人を”向上ゲスト芸人”として迎え、彼らがお笑い芸人として次のステージへ向上すべく、芸人のさんまが“向上長”となって、向上委員会のメンバーと共に傾向と対策を練り、お笑い界のさらなる高みを目指す。4月7日の放送回では、ゆりやんレトリィバァらが披露する”世界に寄せたネタ”をなんと我らがチャドが審査した!その審査の仕方がエキセントリックだったため、同じく出演していた今田耕司に「評価がややこしい」と批判を受ける場面も。この内容は次回4月14日放送回でも続くので、ぜひ視聴しよう!
チャドの書籍
チャドの記念すべき書籍第1号「世にも奇妙なニッポンのお笑い」
パースエクスプレス推奨『楽しく読む方法を教えちゃいま~す』
ここでは、いつものこの『パースからお笑い芸人が誕生』のコーナーを拡大してお届けする『楽しく読む方法を教えちゃいま~す』。
今月号は「第一話 オーストラリアの田舎者、日本のお笑いハマる(本書P15~28)」を解体します。
本書から
チャドが日本にハマっていく経緯が紹介されていますが、高校生の時に留学したホームステイ先の3件目がチャドの人生の分かれ道だったと書かれています。
ポイント1
その分かれ道が何だったかを知ることで、もしかしたら英語を勉強している日本人にどのように英語を勉強すればいいのかといったヒントが隠されているかもしれません!
本書から
留学を終え、パースに戻ったチャドは「地元の和食屋さん」でアルバイトを始めることになりましたが、そのバイト先で出会ったワーキングホリデーから日本の情報を収集したチャドでした。
ポイント2
今でもその「和食屋さん」はパースで営業している繁盛店です。パースにいる方はその「和食屋さん」を訪れ、チャドの昔を想像してみませんか?!「和食屋」さん…、こちらもご想像にお任せします。想像が想像を生み、さらに本書が楽しく読めるでしょう。
本書から
お笑いの学校に入学するため日本に行ったチャドを待ち受けたのは大阪のスポーツ紙ほぼ全紙、フジテレビと読売テレビ、NHKなど。翌日のスポーツ新聞には「お笑い界にもビッグバン」という意味不明な見出しが躍ったそうです。
ポイント3
実は、もう少しすると本書にも出てきますが、チャドは本誌「パースエクスプレス」の立ち上げメンバーの一人だったんです!!!その「和食屋さん」と掛け持ちでパースエクスプレスの編集や営業の仕事もこなしたチャド。本誌編集部はチャドの門出を祝い、空港までお見送りしました(涙。その約10時間後の日本の空港での出来事が、その”ビッグバン”だったんでしょう。
チャド・マレーン
1979年11月28日にパースで生まれ、パースで育つ。高校生の時に交換留学生で兵庫県へ行き、テレビで流れるお笑い番組、特に『ダウンタウンのごっつええ感じ』に衝撃を受け、日本のお笑い芸人になることを決心。地元の高校を卒業後、大学進学の道を選ばず、吉本総合芸能学院、通称はNSC(エヌエスシー)の外国人入学生第1号となる(大阪21期性)。ちなみに、チャドは「パースエクスプレス」マガジンの立ち上げ(1998年)メンバーのひとり。お笑いコンビ名は、チャド・マレーン。相方は、加藤貴博。本人の本名もチャド・マレーンなので、正式にはチャド・マレーン(コンビ名)のチャド・マレーン(名前)。チャドがボケで、加藤がツッコミ。近年、松本人志や木村祐一、板尾創路の監督映画の字幕翻訳を手掛ける。そして、2017年12月には自身初となる書籍「世にも奇妙なニッポンのお笑い」を発行。お笑い芸人、翻訳者、執筆者として日本で活躍中。