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【パースエクスプレス・マガジン】第116回「Vol.255の『整形手術、悩んでいます』の女性へ!」ほか

月刊誌『パースエクスプレス』の人気連載コーナー。一般読者からの「主張したい」「心に秘めている」「吐露したい」投稿を連載しています。

今号は、vol.255の投稿に対する投稿含め、全部で5つの“言いたいこと”を紹介します。

 


「Vol.255の『整形手術、悩んでいます』の女性へ!」

 

私は25才の時にワーホリでパースに来て今年で10年です。
 
整形手術を受けるのは個人的には賛成しませんが、彼氏を見つけるために整形するのですか?整形をしたから100%彼氏ができる保証はありません。逆に整形した男性は好きですか?
 
整形をして自分の見た目に自信が持てるなら整形する価値はあるかもしれません。でもパートナーを見つける時は顔だけで選ぶのではなく、性格や考え方も重要だと思います。
 
整形手術なんて50才になってもできますよ。27才でまだ若いから、整形なんてしなくて良いと思います。どんなに見た目や顔が良くても性格が悪かったら、付き合っても長続きしません。彼氏が見つかって、彼に整形した方がいいか聞いてみては?
 
パースに10年いたらオーストラリアの女性より日本の女性の方が素敵だと感じています!

 

<投稿者>パースに来て10年 36歳 女性

 


 


「おやじ」

 

日本で高校を卒業して、就職できなく、フリーターしてたけど、なんかなあと思って、介護の仕事を始めて、でも結構きつい仕事だったから逃げるようにオーストラリアに行って、3年経って今、日本に戻ってきた。
 
オーストラリアでの3年間はあっという間だった。充実していたからだと思う。それは良かったことだけど、思っていた以上に日本の頃の生活を思い出したり、懐かしんだ。でも、おやじのことだけはほとんど思い出さなかった。オヤジとは昔から馬が合わなかったからかもしれない。
 
小学校の頃、公園に行ってキャッチボールをしたり、ボールを蹴ったりなんていう思い出はない。家族旅行にもおやじはいなかった。仕事が忙しかったという理由らしいけど。お袋がそう言っていた。
 
中学校、高校の時はほぼ顔を合わせたことがなかったと思う。大学入試の時も全部不合格で進路を悩んでいた時も、何もアドバイスは聞けなかった。フリーターから介護の仕事を始めた時、自分なりには挑戦だったけど、その時もおやじとの会話はなかった。そして、オーストラリアへ旅立つ前の日も、おやじは普通にテレビを観ていた。
 
久しぶりの日本で、小さい頃の思い出を見返そうと思い、3年ぶりに自分の部屋の収納のドアを開けた。そして、卒業アルバムとかあさっていたら、見たことのない段ボールが出てきた。開けたら古い新聞が出てきた。
 
2016年7月28日の毎日新聞。2013年7月3日の毎日新聞。2009年3月1日の朝日新聞。2007年4月6日の読売新聞。2004年4月6日の読売新聞。1998年4月7日の朝日新聞。1991年5月26日の朝日新聞。
 
一番下の1991年5月26日の新聞でハッとした。5月26日は、俺の誕生日。黄ばんでいるその新聞を開くと、「聡、誕生」と端の余白に書かれていた。1998年4月7日の新聞には「聡、小学校入学」、2004年4月6日の新聞には「聡、中学校入学」、2007年4月6日の新聞には「聡、高校入学」、2009年3月1日の新聞には「聡、高校卒業」、2013年7月3日の新聞には「聡、介護の仕事を始める」、2016年7月28日の新聞には「聡、オーストラリアへ」と書かれ、「頑張れ」も書き添えてあった。筆跡は間違いなく、おやじだった。涙が止まらなかった。
 
オーストラリアの経験を活かして、これから日本での生活も頑張ろうと思った。日本からオーストラリアでの思い出を残すためにも投稿しました。お願いします。

 

<投稿者>さとし 28歳 男性

 


 


「暇だから、暇つぶしに、が口癖」

 

暇だから、暇つぶしに、が口癖の友達がいて、大っ嫌い。今、ルームメイトなんだけど、私には暇な時間はない。1日24時間では全然足りない。そのルームメイト、ひとつひとつのことにも何かふわっとしているのも気に入らない。一生懸命さは感じられない。ひとつひとつのことを力いっぱいやっていたら次も次もとなって、時間は足りないはず。暇な時なんかないはず。
 
人生って、やりたいけど時間が足りないから、できないことをあきらめながら前に進んでいくものだと思う。だから誰も暇な時間はないはず。私はあきらめるものが少なくなるよう、ひとつひとつをもっと一生懸命やっていこうと思う。
 
大っ嫌いなそのルームメートが教えてくれました。

 

<投稿者>匿名希望 27歳 女性

 


 


「カッコつけるのはもうやめよう」

 

一度就職して、会社を辞めて、こっちに来た。中学生の時は、親に自分は成長したんだと見せたくてカッコつけた。高校生の時は、女の子にモテたくてカッコつけた。大学生の時は、社会とは何かを知ったかぶってカッコつけた。就職先では大人に認められたくて、カッコつけた。
 
中学生の頃からずっとカッコつけている。こっちに来て、自分が等身大で生きていないことに気付いた。
 
来てまだ1か月だけど電車にもバスにも乗れない。切符も買えないから改札口でウロウロした。言葉もわからないからもっと困った。シェアハウスでシェアメイトにいきなり怒鳴られた。なんで怒鳴られたのか未だに分からない。トイレのドアのノックのタイミングも分からないから、風呂場で用を足した。後始末が惨めだった。自分で買ってきた食材がなくなっている。誰になぜも聞けない。仕事場の同僚が自分の方を見て笑っている。客に何か言われた。良いことじゃないことは分かっている。
 
カッコつけるのやめよう。器用を装うのもやめよう。不器用でいいと思う。ありのままでいこうと思う。できないでいい。わからないでいいじゃないかなあ。要領よくその場をやり過ごすのもやめよう。恥を恐れないでいこう。それが自分なんだからと思った。等身大の自分を探そうと思う。

 

<投稿者>30歳を前にした東京出身男 29歳 男性

 


 


「悲しみの向こう」

 

には奥さんも子どももいました。
だまされました。いろいろと聞かなかった私も悪い。
英語がちゃんと聞き取れていなかったかもしれません。
それも私が悪い。彼は優しかった。大好きだった。
 
外国人と付き合ったのも初めてでした。
 
知った時は悲しかった。毎晩泣きました。
でも悲しみの向こうには何かがあると思います。
 
降り続く雨もないし、いずれ止む。
晴れ間が見れればそこには何かがあると信じています。
 
嫌なことがあった後は良いことがあるはず。
嫌なことを耐えたご褒美が必ずあると思います。

明日もがんばろう。

 

<投稿者>YuKi 21歳 女性

 


 


「合掌」

 

先人がこの世を去りました。パースの日本人パイオニアです。有難うございました。心よりご冥福をお祈り致します。

 

<投稿者>TPE 47歳 男性

 


 

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