“クジラ”は海洋性動物Cetaceans(クジラ目の動物)全般を指していて、分類学上クジラ目は、歯かヒゲがあるかないかによって歯クジラ亜目とヒゲクジラ亜目に分けられる。体長が3〜4m以下の歯クジラが「イルカ」、「ネズミイルカ」と呼ばれ、それ以外の大きいものが世間で言う「クジラ」である。大きなマッコウクジラとイルカが同じ種類だなんて、ちょっと信じられない気がするけれど、彼らはみんな恒温動物で、肺で呼吸をし、母乳で子供を育てる。生まれてから一人立ちするまでにかなりの世話が必要な、私達と同じ哺乳類なんだ。
●ハクジラ
噴気孔(呼吸する穴)は1つ。胃は3つある。魚やイカを食べる。エサを捕る時には、飲み込むか、または歯で噛み付く。クジラ目の動物の中でも、小さめのクジラを指す。主なハクジラ
マッコウクジラ(Sperm Whale) シャチ(Killer Whale) イルカ(Dolphin)
●ヒゲクジラ
噴気孔を2つ持ち、胃は4つある。歯ではなくケラチン質で出来たヒゲを持つ。プランクトンや小魚を食べる。大きめのクジラを指す。主なヒゲクジラ
シロナガスクジラ(Blue Whale)ザトウクジラ(Humpback Whale)セミクジラ(Right Whale)
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