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4月22日(水曜日)にオーストラリア国営放送「ABC News」によってオーストラリア国内の郵便事情についての報道がなされた。
▶オーストラリア郵便局の需要増加による配達遅延
オーストラリア国営放送「ABC News」によると、オーストラリア郵便局はかつてない繁忙期を迎えている。クリスマス時期よりも仕事がまわらない状況だという。
新型コロナウイルスのパンデミックにより自宅待機が要請され、店舗の閉店も相次ぐ中、オンラインでの買い物の需要が高まっており、オンラインショッピングは、473%の増加となっている。中でも、ファッション衣料のオンラインでの購入は203%増となっており、注文した荷物(小包)が配達されないという状況が多数発生している。
オーストラリアの航空貨物ネットワークの運休によって、配達期日の遅延が起こっていることも理由の一つと挙げられているが、オーストラリア郵便局の最高経営責任者であるクリスティン・ホルゲート氏は「通常、カンタス航空の旅客機に1週間あたり約700トンの小包を積んでいたが、今回のこの新型コロナウイルス禍中で旅客機が全く飛ばず、物流も止まってしまった。現在、小包用に飛行機をチャーターして物流をなんとか回すよう努めているが、変わらず配達システムは混乱しており、現段階でも通常通りの配達は保証できない」と話している。
また同氏は、「オーストラリア郵便局は、この前例のない需要に対応するため、大都市圏での郵便物(手紙等)の配達を毎日から2日に1回として、小包の配達処理能力を向上させ、できる限りのことをしていきたい」とも述べている。
(情報元:ABC News/4月22日)