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【パースエクスプレス・マガジン】今月のなやみちゃん「紫外線」


 
オーストラリアで生活することで日本では予期しなかったケガをしたり、病気になったりすることもありますよね。もちろん、そんな時は病院に駆け込むこともあるかと思いますが、英語の診察やカウンセリングで言葉の壁を感じたことのある方も少なくないはずです。このコーナーでは、パース在住の「なやみちゃん」の病気やけがを医師の診察の前に専門家が日本語でアドバイスを行います。

  私が日本語でご案内致します。
日本語医療センター/マネージャー 千綿 真美さん
〈日本語医療センター〉日本人通訳が常勤し、医師の診察を受けられる。また、海外旅行傷害保険でキャッシュレス・サービスも提供している。

 

 

ケース05 : 今月のなやみちゃん「紫外線」

 

  なやみちゃん、今月は“どうなさいましたか?”具合が悪そうですが、お医者さんの診察の前にお話を聞きしましょう。

 

  この間、サーファーの友達に付き合ってビーチに行ったのですが、日焼けしてしまったようです。

 

  ご存知だとは思いますが、オーストラリアの紫外線は南極オゾンホールの影響で、時期によっては日本の数倍と言われています。日焼けはその紫外線を浴びることになり、オーストラリアでは紫外線が原因の皮膚がん発生が世界一と言われ、紫外線防御対策に国中が取り組んでいます。

 

  紫外線についておおよそのことは知ってはいましたが、日差しがあれほどジリジリと強いものとだは知りませんでした。

 

  オーストラリアにおいて年間で紫外線が一番強い時期は11月から2月で、午前10時から午後3時はそのピークに達します。曇っていてもその紫外線の強さは相当なもので、要注意です。

 

  では、その紫外線対策はどうすればいいですか?

 

  長袖のシャツや長ズボンなどで肌に直接日が当らないようにする、つばのある帽子をかぶり、サングラスをかけ、全身くまなく日焼け止めを塗る、この4つです。そして、目には日焼け止めを塗ることはできませんが、紫外線は目の表面にもダメージを与えています。よって、帽子にはつばがあり、サングラスも非常に大切です。

 

  はるほど…。でも、折角だからビーチには行きたいです。そうなると、日焼け止めでの対策が重要になりますか?

 

  その通りです。そして、日焼け止めはSPF 50のものを使いましょう。SPF(Sun Protection Factor)とは、メラニン色素を作る紫外線のUV-Bの防止効果を数字で示すものです。紫外線によって皮膚が赤くなってくるのには約20分かかり、SPFの数値はその時間を何倍送らせられるかを示しています。ちなみに、よく日焼け止めに含まれる成分の何らかが合わずに皮膚炎を起こす方がいます。お勧めは、Hypoallergenic(低アレルギー性の)、Sensitive Skin(敏感肌用)などと書かれたものでQVやCetaphilブランドはお医者さん達によく勧められています。

 

  海に入った後もまた塗りなおした方がいいですよね?

 

  はい、もちろんです。大切なことは日焼け止めは曇っていても必ず塗布し、日焼け止めにウォータープルーフと書かれていても海やプールに入った場合は、上がったらすぐに塗り直し、水に入らなくとも3〜4時間毎には塗り直すことが勧められています。では、お医者さんの診断を受け、更にアドバイスをもらいましょう。

 

 
 

  では、なやみちゃん、通訳を致しますのでお医者さんに診てもらうため、一緒に診察室へ行きましょう。

 

【情報提供】
日本語医療センター
予約から診察、そして診察後のサポートも全て日本人スタッフが対応。医師の診察には日本人通訳が付き添い、日本語で安心して受診できる。海外旅行傷害保険加入者は医療費、通訳、薬や検査などの費用を全てキャッシュレスで受けられる(但し保険適応外ケースもあり)。

パース 日本語フリーダイヤル(予約):1800-777-313 
電話:08 9486 4733 
一般診察予約受付時間:月~金曜日8am~17pm 土曜日9am~12pm
住所:Level 1, 713 Hay St. Perth WA 6000 (Perth Medical Centre内) 
ウェブサイト:www.nihongoiryocentre.com.au







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