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【パースエクスプレス・マガジン】第171回 「オーストラリアでもストレングス&コンディショニングコーチとして活躍」 甲谷 洋祐さんのある日

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今月の人

甲谷 洋祐(こうたに ようすけ)さん 47歳

 
やり投げの選手として将来を有望視されていた日本の大学時代。しかし、大怪我をしてリハビリを経験することで、高校時代から考えていたアメリカでスポーツ医学を学ぶという将来のプランが再熱する。そして大学を卒業後、アメリカへ。大学と大学院でスポーツ医学を学び、修了後は同大学にてストレングス&コンディショニングコーチとして働き始める。だが、直ぐに日本バレーボール協会から声がかかり、日本へ帰国して全日本女子バレーボールチームの同コーチに就任。その後、社会人ラグビーのサントリー・サンゴリアスに仕事場を変え、2009年からはまた全日本女子バレーボールチームに戻り、働くことになる。しかし、競技者たちへのコーチングに自分自身がまだまだ不十分であることを更なる就学で克服したいと考えていた甲谷さんは、予てから教示を希望していた指導教官がいるパースの大学に入学することになる。2017年に渡豪し、スポーツ科学を博士課程で研究している甲谷さんの一日を紹介します。

 

渡豪前の甲谷さん

 

高校生の頃からスポーツに携わる仕事に就きたいと思っていた。大学は体育大学に進み、選手の道も考えたが、スポーツを学問として学ぶことを選択した。
 

アメリカではスポーツ医学を就学。大学、大学院で計5年間学び、後半は大学スポーツ局の所属運動競技部で仕事をしながら学ぶといった忙しい日々を過ごした。
 

アメリカの大学卒業後、ストレングス&コンディショニングコーチとしてアメリカのプロスポーツチームに所属して仕事をすることを希望していたが、日本の大学の頃からの知り合い伝いで、全日本女子バレーボールチームの同コーチへのポストを紹介され、帰国する。2年間務め、その後は当時、日本選手権大会で3連覇をしていた社会人ラグビーのサントリー・サンゴリアスの同コーチに就任。
 


 

 

 

 

2009年、再び全日本女子バレーボールチームのストレングス&コンディショニングコーチとして働き始める。3年後のロンドンオリンピック、7年後のリオオリンピックは選手たちと一緒に参加。ロンドンの時は、銅メダルを獲得した。
 

全日本女子バレーボールチームのオフシーズンの時は、ラグビー・ジュニアジャパン(U20)のコーチもしていた。この頃のジュニアの選手は今、最前線で活躍し、多くの選手が今年2019年の日本開催のW杯主軸メンバーになっている。
 

リオオリンピックの後「選手たちにもっといろいろなことで自分が納得のいく指導で貢献したいと考え始めました。そのためには更にスポーツのことを学ばなければと思ったんです」と語る甲谷さん。そして、世界的にも先進的な研究をしている指導教官の元で知識を積み重ねたいと考え、家族と一緒に留学することを決心した。
 
 


8:30 am

 

大学には自転車で通学する甲谷さん。留学先がパースの大学だったのは、教示を受けたいその指導教官がいたから。

入学一年以内にまず、研究計画を発表する義務があり、そこから研究が始まった。写真は2018年の甲谷さん。

 


9:00 am

 

現在は、主に実験を行い、その実験結果を解析し、学会に発表する論文作りの日々を送る。

 


5:30 pm

 

大学を後にし、この日は息子さんの短距離走を早く走るための指導を行う甲谷さん。依頼があれば、息子さんの通っている学校のお友達も指導することもあるとか。
 

日によっては、自身も行っているウエイトリフティングも息子さんに指導する。
 


6:00 pm

 

息子さんの短距離走の指導を終え、所属するウエイトリフティング・クラブへ。ここでのトレーニングは自分の身体の鍛錬でもあるが、指導者として競技者の気持ちを理解するためでもある。
 


 

定期的に試合に出場し、現在、マスターズ階級別で全豪ランキング一位。
 


8:30 pm

 

クラブから帰宅し、以後は家族団らんの時間。その昔、奥さんはパースに一人旅をして、その時の印象からパース留学は奥さんの理解を得られ、今でも奥さんの協力なくしてはこの留学は実現はしなかったと話す甲谷さん。

 

博士号取得が今の目標でもあるが「スポーツ科学とは理解するだけではなく、実際に自分でも実験的に動いてみて、実体験を元に競技者には指導できなければならないと思っています。そのために自分はウエイトリフティングをやっています。将来は、ここパースで研究したことをストレングス&コンディショニングコーチとしてプロのスポーツチームで活かしていきたいと考えています」と話す甲谷さんの一日でした。

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