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【パースエクスプレス・マガジン】第166回「書を磨いてオーストラリアに戻ってきたい」山根 優冶さんのある日

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今月の人

山根 優冶(やまね ゆうや)さん 22歳

 
日本の大学を休学して、フィリピンでの語学留学の後、オーストラリア入りした山根さん。昔から好奇心が旺盛で、海外に出て英語を学ぶのも好奇心のひとつからだった。そして、海外でしかできないことを経験したいという別の好奇心も映え、自分には何ができるかを考えた。それが、書道のバスキング(路上パフォーマンス)だった。最初は軽い気持ちだった。ただ、書けば書くほど書道のもつ深い魅力に取りつかれていく。そして、路上を行き交う人々との出会いや少しばかりの時間の共有だが、喜んでもらい、そしてその喜びは自分の喜びでもあることに気付く山根さん。「書道は、今の自分の中心にいます」と話す山根さんの一日を紹介します。

 


8:30 am

一日はランニングから始まる。趣味で始めたランニングだが、既にフルマラソンの大会は4回経験し、2017年の9月にシドニーマラソン大会にも参加した。

 


10:00 am

体力も使うバスキングのためにも栄養のバランスを考え、自炊する山根さん。

 


11:30 am

家を出る。バスキングのための道具は大切に毎回、手で運ぶ。
 


11:45 am

公共交通を利用してバスキングを行うパースの市街地中心部に向かう山根さん。

 


0:00 pm

バスキングを始めるため準備をする山根さん。バスキングを行うための許可証明書提示、行える場所の確認も怠らない。

 

まだ準備中にもかかわらず、既に足を止めて「書いてほしい」とお願いする人々の姿も。笑顔で挨拶を交わす山根さん。
 

山根さんのバスキングは、まず英語で名前を聞て、紙にスペルを書いてもらう。そして、漢字や平仮名、カタカナの希望を聞いて、その希望に合わせた当て字を毛筆を使い墨で書く。
 

サンプルの作品。“書く”というより“描く”といった書道アートともいえる。「過去、書道をちゃんと習ったことはないんです。なので、バスキングをやりながら我流で描いています」
 

「シドニーでバスキングをはじめ、国内はブリスベンやメルボルン、その後、国外へ旅行に出て、12か国を周り、そのうち7か国で書道のバスキングを行ってきました。最初は、名前の当て字を見つけるために電子辞書を使いながらやっていましたが、今は“この漢字はこういう意味がある”と一回一回説明もしています」と話す山根さん。
 

「実は暴言のようなことを言いかけられたこともありました。ただ、その時に周りの人が助けてくれたんです。日本では巻き込まれたくないのか、見て見ぬ振りの人も少なくないと思いますが、ここオーストラリアではそのようなことが起きた場合、ほとんどのケースで助けてくれました」
 

「このバスキングで知り合った人とSNS(山根さんのインスタグラム:japanesekanji)でつながり、例えば、メルボルンで名前を書いた人とカナダのトロントで偶然に出会ったりといった奇跡的な再会が一回だけではなく、他にもあったので驚きました」
 

始めた当初は、完全に寄付を募っていただけだった。ただ、バスキングをしていて自分の中でなかった価値観に触れる。それは“無料ならお願いしない”という人に出会ったこと。「そういう人が一人だけではなかったんです。自分の“パフォーマンス”に対して対価は必ず支払うという価値観を知りました」と話す山根さん。それを子どもに教えている親御さんもいて、更に大切なことだと実感する。それ以来、表向きは寄付としているが、目安となる料金も提示している。

 


6:30 pm

バスキングを終えてシティを後にし、帰宅後 料理をして夕食を食べる山根さん。

 


7:00 pm

この日は、サッカーのアジア杯が行われていたため、その試合を観戦するため、近所のスポーツバーで試合観戦。
 

 


9:00 pm

日課の日記を付け、その後、英語の勉強をする山根さん。「書道は日本に帰国しても続けたいと思っています。できれば書道の歴史も学習して、一生学んでいきたいと思っています。そして、将来は自分の書に磨きをかけて、またオーストラリアに戻って、バスキングしながらいろんな人と出会いたいと考えています」と話す山根さんの一日でした。
 

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