まず、今回は“公共のBBQ(Barbeque/バーベキュー)コンロ”を使い、公共のBBQ施設でのBBQ紹介となります。よって、家庭での、家庭にある「BBQ Grill」でのBBQではないので、そちらを前提として「へぇ~、それは知らなかった」と言って頂けるような“ちょいテク”の情報を満載しました。この一冊でいつもと違ったBBQを楽しんでください!
まずは、知っておこう!
オーストラリアでは、一般の公園や自然保護区域、川やビーチなどの公共の場所などにBBQ施設が設置されています。施設には、ガゼボにテーブルやベンチ、そして公共のBBQコンロ(Public Barbeques)が備え付けられています。
屋外の公共の場所に、誰でも使える公共のBBQコンロが備え付けられています。
★ 無料で使用可。
★ 一般的に電気式。
★ 設置場所の自治体によって管理、清掃が行われている。
1. コンロのボタンを押して作動(長押しのコンロもあり)。
2. ボタン周辺にライトがあれば、そのライトが作動の有無を知らせてくれる。
3. 鉄板が熱せられる(調理可能状態)。
4. 加熱持続時間はコンロによるが、15分~20分が一般的。
5. 調理中に熱が切れたら、またボタンを押せば再度過熱する。
◆ 誰も使っていなければ、直ぐに使える。
◆ 誰かが使っていれば、「次に使いたい」と一声かける。
◆ 待っている人がいなけば食べながら調理できるが(電気の無駄遣いは禁物)、自分の次に使いたい人が待っている場合は食材は全て調理してしまう。
◆ 使用後は掃除する。
バーベキューの語源は?
バーベキューとは、西インド諸島の先住民「タイノ族」の“肉の丸焼き用の木枠”を指して言い、その後、“丸焼き”を意味するスペイン語「barbacoa」に転化し、英語圏にて「barbeque」として伝わりました。そして、それを略したのがBBQです。
実践するぞ!
さて、公共のBBQコンロで“効率よく”“美味しく”“楽しく”BBQをするために今回のご意見番はこの方にお願いしました。
肉屋のオヤジ、Vince Garreffaさんが登場している関連記事はこちら
精肉店を経営し、自らもシェフとして料理教室を開き、料理本まで出版しているVince Garreffaさん。肉を知り、その肉をいかに美味しく調理できるかを知り尽くしているこの男に、あえて“公共のBBQコンロ”を使用したBBQのノーハウをお聞きしました!
準備編
何事も準備が大切。楽しいBBQにするには準備が全てといっても過言ではない!
まず言えることは、誰もが使える施設だから便利は便利だけど、衛生面に注意を払う!
編集部注:周りに何か危険なものは落ちていないか、落ちていても素手で触らないようにしましょう。
テーブルクロスは持参しよう
編集部注:公共のBBQ施設にはガゼボやテーブル、ベンチが設置してあるところもありますが、テーブルにはテーブルクロスで衛生面への配慮はしたいですね。
獲得競争率の高い公共のテーブルやベンチ。持っていけるものは持参しよう!
編集部注:テーブルやベンチが確保できなかった場合は、簡易のテーブルや折り畳みのいす、敷物も持参しましょう。
BBQコンロの鉄板は使う前にまず洗おう!
編集部注:コンロの鉄板ですが、「見た目はきれい。前の人が使い終わって洗ったんだ」と思いきや、洗剤がよく落ちていないなんてケースも!要注意です。
BBQとは?
“丸焼き”を語源としているため、薪や炭などの弱火によって肉や野菜、魚介類などをじっくり“丸焼き”する料理、もしくは煙で燻すその調理法を指します。ただ、調理時には煙や匂いが大量に出るため野外で行なわれ、そういった調理方法にて野外で楽しむこと自体もBBQと呼ばれるようになりました。
焼くぞ編(その1)
いざ、調理開始!でも、折角の食材を生かすも殺すも、この焼き方次第!
“Hot Plate Liner”、これは優れものだ!高いものじゃない。買っておくと役に立つぞ
食材を置く前に鉄板が熱いか要確認だ!
編集部注:目安は、手のひらをかざしたとき、熱さが伝わり、触れないぐらいです。
プラスティック製のトング。これに限る!
編集部注:鉄板の上のシートを引っ掻いて、穴を開けないためです。
Barbieとは?
BBQを指す、オーストラリアスラング。ちなみに、SnagはSausageのオーストラリアスラングです。
ティースプーン一杯の油!油は、エクストラバージンのオリーブオイルだ
編集部注:もちろん、なければどんな油でも結構です(笑)。
焼くぞ編(その2)
まだまだ続く、ちょいテク。ぜひ活用してみてください!
大きめの鍋を持参して、ソーセージ、肉、そしてステーキの順に焼いて、上から入れていけー!
編集部注:順番待ちの人を待たせない、焼いた肉を冷まさない、旨みを逃がさない、の裏技です!
2. 鍋のサイズに切ったアルミフォイルで軽く蓋をする。
3. 焼き上がり80%で他の肉をそのアルミフォイルの上に重ねる。
4. ステーキを好みの焼き加減で焼く。
5. 食べる頃には余熱で全てが十分に火が通り、ジューシーな仕上がりに!
最大で20分!20分で調理を終わらせよう。次の人をあまり待たせない。それが、バービーの基本だな。
編集部注:公共の施設なので、共存の心で利用しましょうね。
肉は薄いの、ソーセージは細いのを選べ!
編集部注:順番待ちの人がいれば待たせないため、そして火力も調節できないから直ぐに調理できるものを選びましょう。
肉だけじゃなく、野菜も忘れるな!
編集部注:彩も良いと、BBQが更に楽しくなりますよね。
片付け編
誰でも使える施設だからこそ、みんなできれいに使いましょう。
使い終わったら片付け。基本中の基本だ!
編集部注:リサイクル容器に水を入れ、スポンジを使って洗いましょう。洗剤を使った場合は、ちゃんと最後まで洗剤は洗い流しましょう。
「BBQ is a men-only zone」って?
BBQコンロの前で女性がトングを持っているシーン、見たことある方いますか?オーストラリアでは、BBQは男の仕事です!
食べる編
オーストラリアのBBQ“バービー”の醍醐味を感じながら食べましょう!
このドレッシングをかけて食べてみてくれ。マンマ・ミーア~!
・50%のエクストラバージンのオリーブオイル
・50%のバルサミコ酢(レッドワイン酢で もOKです)
・みじん切りのにんにく ※量はお好み
・マスタード(ワサビでもOKです)
※量はお好みを混ぜ合わせます。
上記食材を混ぜ合わせ、良くかき混ぜて 出来上がり!
掃除編
最低限のマナーとして、場所を選ばずやりましょう。
ごみは残さない。持ち帰る!
編集部注:公共のBBQ施設の周りにはゴミ箱を設置されているところも多いでしょう。ただ、そのゴミ箱が溢れかえっている時は、ゴミは持ち帰りましょう。
BBQ Grillとは?
屋外用のBBQコンロ。通常はガスボンベを使用。オーストラリアの家庭では一家に一台、よく庭に設置されている。
パース周辺・近郊 ベストスポット
公共交通でも行けるパース周辺・近郊の公共のBBQ施設が設置してある場所を紹介します。
※公共交通でのアクセスは、Transperth(www.transperth.wa.gov.au)のバスやフェリー、キャットバスなどでの行き方となっています。ただし、あくまでも一例での紹介です。
北エリア
1 | Hyde Park |
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場所:Vincent St & William St, Perth
中央の池の周辺には、いくつもの公共BBQコンロが設置され、並ばずに使えそう。調理後はそのまま周りの芝生に腰を下ろして食べてもよし!
<公共交通の利用の場合>
「Wellington St Before Forrest Pl」から60番のバスに乗って、「William St After Chatsworth Rd」で下車(約8分)。そこから徒歩約7分。
水着をもって行こう
2 | Hillarys Boat Harbour |
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場所:Southside Dr, Hillarys
隣はビーチ!
3 | Clarko Reserve |
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場所:West Coast Dr, Trigg
西エリア
4 | Kings Park |
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場所:Fraser Ave, Perth
高台からのパース市街地一望は必見。ガゼボ獲得の競争率は高いが、周りに芝生があるので敷物の持参をオススメ。
<公共交通の利用の場合>
「St Georges Tce Stand R S(After Sherwood Ct)」から24番のバスに乗って、「Dumas House」で下車(約5分)。そこから徒歩約7分。
ザ・オージーBBQ体験
5 | Scarborough Beach |
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場所:The Esplanade, Scarborough
目の前はインド洋
6 | City Beach Park |
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場所:Challenger Pde, City Beach
南エリア
7 | Sir James Mitchell Park |
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場所:South Perth Foreshore, South Perth
パースのビル群をスワン川の対岸から一望でき、夕方から夜にかけての景観の変化も見もの。ガゼボの数が限られているので、簡易のテーブルとイスの持参をオススメ。
<公共交通の利用の場合>
「Elizabeth Quay Jetty」からフェリーに乗り、「Mends St Jetty」で下船(約8分)。そこから川沿いに徒歩約5分。
平和な空間でひと時
8 | Matilda Bay Reserve |
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場所:Hackett Dr, Crawley
ファミリーにオススメ
9 | Heathcote Reserve |
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場所:Duncraig Rd, Applecross
お友達とワイワイ
10 | Point Walter Reserve |
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場所:Honour Ave, Bicton
隠れ家的スポット?!
11 | South Beach Recreation Reserve |
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場所:Ocean Dr, Fremantle
東エリア
12 | Mardalup Park |
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場所:Brown St, Perth
スワン川沿いのクレイズブルック入江に位置し、対岸にはオプタススタジアムも見え、シティビューも入江奥に見える。
<公共交通の利用の場合>
「Perth Station」からイエロー・キャットバスで「Victoria Gardens」下車(約7分)。そこから徒歩約10分。
13 | Burswood Park |
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場所:Resort Dr, Burswood
カジノのCrown Perthやスワン川に隣接し、シティビューもある公園内。遊具もあるので家族連れにオススメ。
<公共交通の利用の場合>
「Wellington St Perth Station」から960番のバスに乗って「Victoria Park Transfer Station」で下車(約10分)。そこから徒歩約10分。
遊具やボールも持参しよう
14 | Riverside Gardens |
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場所:Milne St, Bayswater