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パースエクスプレスVol.176 2012年9月号

●「シェフや経営の経験を今の仕事に活かす」 重吉幸造さんのある日

1987年に日本食レストランをシェフ兼オーナーとしてオープンさせた重吉さん。当時は、パースにまだ日本食レストランは3、4件しかなかった。商売は繁盛し、従業員だけで野球の試合が組めるほどいた。そして、95年に場所を変え、引き続き腕を振るった。今の仕事は、30年以上も水産卸売・小売業を営む古くからの友人が商品管理のポストを重吉さんにオファーし、2011年12月から働き始めた。渡豪前に日本の料亭で修行し、魚の目利きも熟知する重吉さんにとって、注文する側から受注する側へ立場を代えたが、「経営の経験を活かしたリーダーシップで、仕事仲間とコミュニケーションを取りながら楽しくやっています」と話す重吉さんの1日を紹介します。
重吉幸造さん
重吉幸造さん
(しげよし こうぞう)
56歳

社用車で出勤する重吉さん
5:50am
社用車で出勤する重吉さん。
受注商品の出荷準備を行う
6:00am
受注商品の出荷準備を行う。各商品は業界用語で呼ばれ、最初は覚えるのに苦労した。

防寒着を着て、冷凍倉庫内へ。 様々な種類の商品を管理しながら、追加で入った受注の品物を棚から下ろす
7:00am
防寒着を着て、冷凍倉庫内へ。積み上げられた様々な種類の商品を管理しながら、追加で入った受注の品物を棚から下ろす。「倉庫内の商品を全て管理する必要があります。商品はコンピュータでも管理されていますが、要領良く出し入れし、また限られたスペースでの収納が必要となります」と話す重吉さん。