アルバニー クジラ博物館ボランティア体験記


緒方 高久(21歳)

ビザ:
観光

体験プログラム:
ザトウクジラ骨格模型製作補助
  アルバニーに到着した日には作業はなく、明日からどんな作業をするのか、気を付けることは何なのか、という説明(ブリーフィング)を受けました。次の日からは、朝の8時から夕方4時まで作業。休憩は1日に大きく2回。1回につき、1時間から1時間半くらい休めました。僕らが着いた時には、クジラの骨は途中まで掘リ起こされていたので、前の人がやった作業を引き継いだんだと思います。僕は、骨を掘り起こして地中から運び出し、骨に残った肉を削いで軽い洗浄までやりました。顔の部分は重すぎたので、業者の人がクレーンで引き上げます。埋められた時点で、クジラの大きさは横10m強、高さ1m位。埋められてぺちゃんこになっていたので、実際はもう少し大きいんだと思います。プログラムの間は博物館内にある宿泊施設で寝泊りしました。夜の食事は多国籍で、ヨーロッパ系の人が多かったためか、パスタがよく出てきて、どれも美味しかったです。
■掘り出した骨を洗う
今回ボランティアに参加して、日本と違うエメラルドの海やオーストラリアの大きな自然に出会えて感動しました。それに、仕事を終えた後の、肉体労働から開放された瞬間のスッキリ感も味わうことが出来ました。ここに来る前に改まった英語の勉強はしませんでしたが、皆とは言葉が通じなくてもある程度仲良くなれたし、同じことをやっているという一体感、仲間意識が生まれました。でも、中高生くらいの英語力はあった方がいいですね。リーダーは、ジェスチャーを交えて何度か説明してくれますが、指示が聞き取れるかというのは、大事なことだと思います。

軽い気持ちで参加したボランティアでしたが、責任感を持ってやることが大切だと思いました。責任を押し付けられたりということは全くなかったですが、予想以上に自分の中から責任感が芽生えてきました。それに、CVAのボランティアには色々な国の人が参加しているので、自分の知らない、他の国のことを知ることが出来ました。充実した時間を過ごせたと思います。


■参加した仲間とクジラの前で記念撮影

<< 前のページへ戻る

This site is developed and maintained by The Perth Express. A.C.N. 058 608 281
Copyright (c) The Perth Express. All Reserved.